2019年5月31日金曜日

ピーマンとナスの定植


前回ポット上げした苗が生長し
定植時期を向かえたので
4/10にピーマン(京ゆたか)とナス(千両二号)を
ハウスに定植しました。
ナスでは本葉が6~7枚になり一番花が着く頃が定植適期です。
定植方法をナス苗を使って解説します。
(定植前に元肥を入れ畝立てを行っています)。
灌水チューブを畝の上に敷き
充分に湿らせておきます。
苗も乾かないようたっぷりと灌水を施します。
ポットよりやや大きめに穴をあけて
ポットから出した苗を植えていきます。
植えた後は、株元にしっかりと
土を寄せて苗を固定します。

ピーマンも同様に植えていきます。

全ての苗を定植し終えました。

定植2週間後の姿です。
苗が倒れてしまわないように
麻ひもを使って誘引しました。

(蔬菜作物 山崎)






2019年5月24日金曜日

サンショウ

  サンショウはミカン科サンショウ属の落葉低木で雌雄異株です。落葉樹ですがミカン科なので温暖な気候を好む樹木で、東アジア、日本が原産といわれ、中国や朝鮮半島の一部にも分布しているようです。

  英名ではジャパニーズペッパーといわれ、独特の芳香やピリッとした爽やかな辛味があり、ウナギの蒲焼や焼き鳥、じゃこや昆布などと煮た佃煮などに加工されて食されています。

  当センターでは見本樹用にアサクラサンショウが数本植栽されており、5月3週目位から果実が大きくなってきたので実を収穫しました。

  アサクラサンショウは現在の兵庫県養父市八鹿市朝倉が発祥の地で、枝には棘がなく果実が大きくまた実付きも良いのが特徴で、栽培生産用に向いています。



アサクラサンショウ

アサクラサンショウの雌花
雌雄異株なので雌株にしか実はつきません。よく見ると雌花は雌しべと柱頭だけで雄しべはありません。

アサクラサンショウの果実
実(青)ザンショウは未熟(果実を潰してみて中の種子の部分が乳白色のうちに)の果実を収穫します。

収獲した果実

  収獲した実ザンショウはパック詰めにして当センターの売店で販売しておりますが、まだ収穫量が少ないので販売数はごく僅かです。

参考、引用文献:育てて楽しむ サンショウ 栽培・利用加工、真野隆司編、創森社

(造園樹木  本間)


2019年5月15日水曜日

ニガウリの種まき

「令和」が始まりました。新たな気持ちで、よろしくお願い致します。


さて、毎年、この時期の恒例の作業になりましたニガウリの種まきを行いました、今回のブログではこの種まき作業を紹介します。
これはニガウリの種の絵袋です。けっこう洒落たデザインです。


これはニガウリの種です。

これはニガウリの種の拡大したものです。ニガウリは種の表皮が固いため出っ張っている部分を削るなどして傷をつけると、吸水がよくなり、発芽しやすくなります。 


3号(9㎝)のポリポットに培土を詰めて、ポットに1粒、種をまきます。


種をまいたポットは、かん水して、育苗ハウスの温床線を張ったベッドに置きます。


発芽までの数日間は温度や湿度を保つために、フィルムをかぶせます。種をまいて7日位で発芽してきます。発芽した苗は6月上旬頃に温室に定植しますが、苗物としても直売所で1鉢100円で販売します。

グリーンカーテンとしても、ニガウリは人気があります。
                                                                                                      (蔬菜・作物 中村)