2024年2月27日火曜日

ピーマンの接ぎ木2024

果菜類の苗の接ぎ木シーズンに入りました
今回はピーマンの接ぎ木方法を紹介したいと思います

2/5に台木(台助)を播種

続いて2/7に穂木(みおぎ)を播種
30℃の発芽室で5~7日管理し
発芽が揃ったら苗テラス(23℃)へ移動します

台木播種から3週間
そろそろ接ぎ木のタイミングになったので
2/26に接ぎ木を行いました

使用する資材一式
スーパーウィズはトマトの接ぎ木で使用する資材です


台木の子葉から上の部分を
約30°に切断し
断面にスーパーウィズを挿し込みます


穂木の子葉から上の部分を
同様の角度に切断し
台木の断面と活着するように
少し強めに挿し込みます
このような接ぎ木の方法を
幼苗斜め接ぎと云います

接ぎ木苗は128穴プラグトレイに
千鳥方式で配置

水蒸気を満たしたBOX内で養生させます
接ぎ木断面が活着するまで約1週間から10日間ほどでしょうか
その後、ポットに鉢上げして定植までハウスで順化させます

(蔬菜作物 山崎)

2024年2月26日月曜日

マツ(タギョウショウ)の手入れ

  フィールドセンターの圃場にタギョウショウが2本あり、訳があって2年前ほどに移植をしました。移植をして衰弱気味だったので、しばらくは剪定や手入れをしていなかったのですが、だいぶ元気になって枝葉も茂ってきたので久しぶりに手入れをしました。

 春に行う緑摘みの手入れをしていなかったので、それぞれの枝には松ぼっくりがたくさん付いていました。松ぼっくりはマツの果実ですが、付けておくと見栄えも良くないですし余分な養分を消費するのですべて取り除き、また枝が混み合ったり葉が茂ったりすると内部の枝や芽が枯れ込んでくるので、伸長した枝の切り戻し、混み合った枝の整理、古葉の除去(葉むしり)などを行い、内部の枝にしっかりと光が入り込む様にしました。


枝にはたくさんの松ぼっくりが付いています

枝が伸び、また葉も茂っています

松ぼっくりを取り、伸びた枝や混み合った枝を整理し、古い葉を取ります

下から見た状態
中央部は手入れをした所で外周部はまだ手入れをしていない所

 マツは春の新芽を手入れする緑摘み、秋から冬期の古い葉を落とす葉むしりや枝の整理と手間が掛かりますが、手入れてをしてあげるとマツらしくきれいな樹形になります。


(造園樹木 本間)


2024年2月16日金曜日

梅の開花

 寒い日が続いていますが、梅の開花時期となりました。

梅が開花すると春が少しずつ近づいてきていることを感じます。


私達日本人にとっての観賞樹と言えば、「桜」を思い浮かべる方が多いと思います。

しかし実は梅が庭で観賞用に植えられた歴史は桜よりも古いと言われています。


梅には花を楽しむ「花梅」と実の収穫を目的にした「実梅」があります。

当センターで栽培している梅は実梅ですが、この時期になると綺麗な花を咲かせます。


写真は満開の状態ですが、黄色の雄しべが特徴的です。

また、写真のように5枚の花びらから成る咲き方を一重咲きと呼びます。

品種によっては花びらが多数咲く八重咲きもあります。


枝にまといつくように花が咲きます。


今年も果実の収穫が楽しみです。

                                 佐々木(果樹加工)