2024年9月19日木曜日

暑い秋

 

9月も半ばに差し掛かろうとしているのに、この暑さは何なんでしょうか。

夜間でも25度以下にならない気候に、センターのブドウ(特に赤色系)は色付きが悪いです。

こちらはウィンクです。着色せずに緑色の粒が半分を占めています。


これはクルガンローズです。粒は肥大しましたが、ほとんど着色していません。








こちらはゴルビーです。このように着色した房と、まったく着色しない房が半々です。








そしてこれは瀬戸ジャイアンツです。この品種は熟しても黄緑色なので、上の品種のように色に左右されません。今年は大粒に仕上がりました。






センターで多数を占める巨峰も、今年は半数ほどの房が赤みをおびた状態で収穫されています。味は悪くないのですが、見た目が赤いと残念に思えてしまいます。
その点、以前紹介したブラックビートという品種は、気候に影響を受けることなく真っ黒に着色するので、これからは品種の選定が重要となってきます。


櫻井(果樹・加工)







2024年9月1日日曜日

残暑お見舞い申し上げます

気が付けば9月に入っていました
今年は連日35℃越えで本当に暑かったですね


暑さに強いオクラはすくすくと生長
毎日収穫していますが
そろそろ終わりが見えてきた頃でしょうか?

タカノツメもずいぶんと色づいてきました


ハウス内のナスとピーマンも更新剪定から持ち直してきました

日中はまだまだ暑いのですが
朝晩はずいぶんと涼しくなってきました

そろそろ秋野菜の栽培も始まります

(蔬菜作物 山崎)


2024年8月21日水曜日

秋ニンジンの栽培が始まりました

秋ニンジンの栽培がが始まりました。
秋ニンジンの播種適期は、7月下旬ですが、
学生実習の日程上、7月10日(水)から毎週水曜日で
3週に渡り、ニンジンの播種を行います。

下の画像は、7/17の様子です。
手前が7/10播種の列で、中央は7/17播種の列です。
奥の列は、7/24に播種予定です。


下の画像は、7/10播種の列です。
播種後5日位で発芽し、黄緑色の芽がすじ状に見えますね。
これは1つ畝に4条播きで播種をした事になります。


もっと近くで見ますと、
株間10㎝の間隔で、1箇所に3粒播種しています。
条件が悪く発芽が揃わない事を考慮し、
3粒播きをして、後に間引きをします。


ニンジンの種子は播種から発芽までの期間、特に水分を必要とします。
この時期がとても大切で、発芽まで圃場が乾燥しないよう
潅水チューブを設置して、常に土壌を潤しています。


今年は夕立が多く、ニンジン栽培には助かります。

もし、家庭菜園でニンジンの発芽が悪い場合は、
土壌の乾燥が原因かもしれませんね。

7/10播種の秋ニンジンは、10月下旬に収穫となり、
11/3のセンター祭で販売となります。

次のブログでは、ニンジンがどのくらい生長してるか
ご紹介いたします。

(蔬菜作物 榎本)













2024年8月9日金曜日

果樹の繁忙期到来

 今年は7月22日に梨の収穫が始まりましたが、早くもお盆を迎えました。お盆は多くの方々が帰省したり、旅行に行く時期ですが、それとは反対に果樹部門では繁忙期となります。今の時期は毎日のように梨、イチジク、ブドウの収穫などがあります


これは「若光」です。

当センターで栽培している梨の中では最も収穫時期が早い品種です。

酸味はあまり無く、果汁が多いのが特徴です。


これは「桝井ドーフィン」です。

日本で栽培されているイチジクでは最も生産量が多い品種です。

濃厚な甘味とつぶつぶした食感が特徴です。

また、センターでは直売所で販売しているため、スーパーなどで販売されているイチジクよりも熟した状態で収穫をしています。


これは「バッファロー」です。

当センターで栽培している黒系ブドウの中では最も収穫時期が早い品種です。

楕円形の果実が特徴で、爽やかな酸味があります。


9月下旬頃まで様々な品種の収穫が続きます。

                                   佐々木(果樹)






2024年7月23日火曜日

暑い夏の始まり

 

7月も半ばを過ぎ、季節は暑い夏を迎えました。

果樹部門はナシ・ブドウ・イチジクの管理で大忙しです。

現在のデラウェアです。昨年は高温で不作でしたが、今年は今のところ順調です。



これはバッファローです。センターでは最初に収穫となるブドウです。昨年より品質は良くなりました。







続いてこれはハニービーナスです。
熟すとさらに黄色味が強くなります。
8月中旬に収穫となります。







こちらはブラックビートです。
巨峰系のぶどうでは一番最初に収穫となります。巨峰の色付きが悪い年でも、この品種は真っ黒に着色します。






これはナイアガラです。未熟の状態でも香りがするので、真っ先に獣害を受ける品種です。







そしてこちらはアレキ(マスカットオブアレキサンドリア)です。種無し処理をしています。多少香りが弱くなりますが、種がないのでより食べやすくなっています。






最後にクルガンローズです。
名前の通り、熟すとローズ色(ピンク)になります。昨年は色付きがいまいちでしたが、今年はどうでしょうか。






他に、昨年は不作だった巨峰(黒)・シャインマスカット(黄緑)・ゴルビー(赤)・ウィンク(赤)・伊豆錦(黒)・オリエンタルスター(紫)・瀬戸ジャイアンツ(黄緑)・マスカットベーリーA(黒)といった品種も、今のところ順調に生育しています。
気の抜けない日々がしばらく続きます。

櫻井(果樹・加工)

















2024年7月13日土曜日

今年のオクラ

7月に入り
夏本番の暑さになってきました

夏野菜と言えば
トマトやキュウリを思い浮かべますが
オクラも主要な夏野菜の一つですね

と言うことで
今年もオクラの栽培がスタートしました

昨年の様子はコチラ
https://kajusosai1.blogspot.com/2023/06/2023.html

連休明けの5月9日
圃場に元肥を入れ耕耘しました

品種は昨年同様
グリーンソード(タキイ種苗)です

5月20日(播種)
昨年まではポットに播種してから
圃場へ定植していましたが
今年は種子を直接圃場に播いています
(1穴につき4~5粒播き)

オクラは移植に弱い植物なので
作業の省力化も兼ねて直播栽培に挑戦です

鳥に種子が食べられないように
網をかけています
5月27日撮影
約1週間後、発芽してきました
このまま順調に生育してほしいものです

(蔬菜作物 山崎)

2024年7月1日月曜日

コムラサキ

 10月から1月頃にかけ紫色の実をたくさんつけるコムラサキは、ムラサキシキブに比べ少し小型で実付きも良い事から庭木として植栽されています。

 コムラサキの花は6月から8月に咲きますが、当センター内でも現在咲いています。





 
 コムラサキの花は、葉の葉柄の基部の少し上から伸びた枝に10~20個の花が纏まって咲き、筒状で先端が4裂し雄しべが4本、雌しべが1本あり花冠から飛び出しています。色は薄紫色であまり目立ちませんが、秋には3㎟位の紫色の実がたくさん付き、葉も黄葉して紫色と黄色のコントラストも風情があってきれいです。これから実が付くのが楽しみです。

(造園樹木 本間)


2024年6月28日金曜日

ヤマモモ(山桃)の収穫

6月に入ってから最高気温が30度を超える日を記録するなど、夏本番が近づいていることを実感するようになりました。


今年もセンターではヤマモモ(山桃)の収穫が始まりました。写真のように赤くて丸い果実が鈴なりに成るのが特徴です。


名前だけ聞くともしかしてモモ(桃)の仲間だと予想する方も多いと思いますが、実はモモ(桃)とは異なる系統の植物なのです。モモ(桃)はバラ科サクラ属の落葉果樹ですが、ヤマモモ(山桃)はヤマモモ科ヤマモモ属の常緑果樹です。それではなぜヤマモモ(山桃)という名前なのでしょうか? 明確な由来は分かっていませんが、諸説あります。

名前の由来

①「ヤマ」は山に生える、「モモ」は丸い果実を意味することから。

②山に生え、果実の味が桃に似ていることから。

③「モモ」は数の多いことを表す「百(もも)」で、山に生え、果実が多く成ることから。

④漢名の「楊梅(ヤンメイ)」に、丸い果実を意味する「モモ」を付けた「ヤンメイモモ」から「ヤマモモ」に転じた。


ヤマモモの歴史は古く、江戸時代には四国地方で栽培されていました。個人的には名前の由来が定かではないことも、歴史の古さを表しているように思います。


                                   佐々木(果樹)











2024年6月20日木曜日

春のビーツ栽培始めました3

タイトルにあります春のビーツ栽培、収穫の時期となりました。
3月14日の播種日から、6月の収穫を想定しておりましたが、
思ったより早い生育を示し、5月22日に初収穫となりました。

画像はハウス内ビーツ栽培全体像です。
地上部が繁茂しています。


茂った葉の下には・・・
丸く膨らんだ根がしっかり肥大しています。


抜き取ってみると・・・
きれいな形で大きく肥大しているのが分かります。
包丁と比較すると大きさが分かりますね。


今回は葉を包丁の刃渡りの長さで切り落とし、
出荷調整をします。


枯葉を取り、洗浄した状態です。
きれいな色をしていますね~。


あとはポリ袋に入れ、シーラーで封をします。


直売所(緑楽来)では、葉をすべて付けた状態でも
販売しております。

また、秋播きのビーツよりも大きく肥大し、
品種の差かもしれませんが、可食部(根)の土臭さが少ない事が分かりました。

サラダやジャム加工などに利用するには、
春播き栽培の方が扱いやすく、食べやすいかもしれませんね。

次のビーツ栽培は9月収穫に向け、
7月上旬に播種予定でいます。
栽培場所は、森林環境園芸農場でチャレンジしてみたいと思います。

(蔬菜作物 榎本)










2024年5月31日金曜日

ナスとピーマン、定植しました

今年もナスとピーマンの定植を行いました

苗はセルトレイから3.5号ポットに移植しています
(左がナス苗、右がピーマン苗)
定植前に元肥(もとごえ)
(植物を植え付ける前に事前に施す肥料)を入れ
肥料がよく混ざるよう耕耘します
(4月11日撮影)
畝を立て、苗を定植します
定植後は潅水チューブを設置し
乾かないよう十分に潅水しました
ナスはあのみのり2号くろわし(米ナス)
ピーマンはみおぎ
(4月19日撮影)
保温と除草のため、黒マルチを張りました
(4月24日撮影)

順調に生育しています
(5月27日撮影)

ナス(あのみのり2号)は収穫が始まりました!
ピーマンも来週には収穫できそうです

(蔬菜作物 山崎)