ラベル 熱川農場 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 熱川農場 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2018年4月11日水曜日

湯けむりと蜜柑の花


心わくわく ♪ 
お湯も涌く涌く ♪
『あったか 熱川温泉』

伊豆半島 東伊豆町
熱川温泉郷を望む 小高い山の中腹に
熱川農場があります
熱川農場本館

群馬県の沼田農場とともに
“国内で栽培可能なすべての果樹を学べるよう”
故永沢勝雄先生の教育理念のもと
昭和25年開設した校外農場です が・・・、

施設の老朽化などから
宿泊実習施設としての維持更新が困難となり
閉鎖となりました
温室

200人弱の宿泊が可能な熱川農場は
良質な源泉を持ち
宿泊実習の学生にとって
入浴は楽しみのひとつだったかと思います
大浴場

現在でも温度、湯量とも十二分ですが、
ポンプが一基のみの稼働となっています
ポンプ室

水道、電気などライフラインのトラブル
建屋の老朽化も深刻です
本館玄関

圃場では柑橘類以外にも
バナナやアボカドなどの熱帯果樹や
お茶も栽培していました

最盛期には 
2トン車で10回超の運搬も行うほどの生産がありましたが
土壌の流亡、鳥獣害による被害などにより
樹勢の低下が急速にすすみました

これから閉鎖にむけた作業を
進める予定です

そんな閉鎖のきまった圃場ですが、
今年もみかんの花は咲いていました

長年、たくさんの恵みを頂いてきましたが
伊豆の山に帰る時なのかなと


(果樹加工 むらた)


2018年3月2日金曜日

熱川農場とマーマレード   “since 1956”

今年も 年明け 寒のさなか
マーマレードをつくりました

以前は初夏に作っていましたが
実習の都合や
原材料の夏みかん・橙の品質から
冬期の製造となりました

















千葉大学のオレンジマーマレードは
伊豆の熱川農場で栽培された果実を原料に
1956年(昭和29年)頃から加工をはじめたとのこと

経緯は
退官された小倉教授(園芸学部農産製造学研究室)
より伺いました















製造方法はその頃のまま
工程は3日ほど
手間のかかる作業です

まず 水洗い
汚れやほこりなど 丁寧に流します
















次に分割
 
果頂部 果底部を切りわけ
残った果実部分を4分割にします














分割した果実は
果皮と果肉に分けます

皮を破らないよう ていねいに
















果皮はフライサーで
0.8mmほどの厚さに スライス

油胞が破れ 香りが広がります
「リモネン」という精油成分からでしょうか

















スライスした果皮は
2回ほどゆでこぼし 水分を切り
『ボイル果皮』 に

果皮に含まれる
「ナリンギン」 「リモノイド」 などの苦み成分を抜き
食味を柔らかくするための処理です
















果皮のスライスと並行で
果肉部分を絞り
『果汁』と 絞った果肉に分けます

絞った果肉は 2回の換水煮沸をして
クエン酸液で30分程度の煮沸後
裏ごしをして 
『ペクチン液』 を抽出します




















『ボイル果皮』
『ペクチン液』
『果汁』

以上3点を 計量し
砂糖を加え 煮込みます
左から、ボイル果皮・果汁・ペクチン液


















煮つけ 充填 殺菌脱気
風乾冷却と作業をすすめ
















無事終われば・・・
試食タイム

みな笑顔です^^
















製品前の仕上げは ラベル貼り

ひとビン ひとビン
チェックしながらの手作業です


昔ながらの製造方法は
効率的ではありませんが

変えない技術もあっていいのかと・・・、

熱川農場本館
















“Since 1956”

60数年続いた
熱川農場産のマーマレード
熱川農場閉鎖により 柏産へと変わる予定です

なんともいえない気持ちです

(果樹加工 むらた)