2022年6月26日日曜日

もうすぐ7月

 はっきりしない天気が続いていますが、季節は確実に夏に向かっています。

前回紹介したナイアガラです。果粒の大きさが最大となりました。
この後袋掛けをして、収穫は8月初め頃になります。












こちらはデラウェアです。昨年はジベレリン処理の時期が合わず、種が入ってしまいましたが、今回は種無しになりました。
また昨年は笠かけをしましたが、スズメの被害が多かったので、今年は袋をかける予定です。











これはハニービーナスです。もう一回り粒は大きくなります。8月中下旬頃収穫となります。黄緑色になると食べ頃です。














そしてこちらはサニールージュです。昨年はほとんど花が咲きませんでしたが、今年は結構このように着果しました。熟すと赤紫色になります。8月中旬に収穫となります。











これはバッファローです。今は緑色ですが、熟すと黒紫色になり、香りが強くなります。ジベレリン処理をすると、このように果粒の先が尖るのが特徴です。このブドウが、センターでは最初に収穫されます。











この他に、シャインマスカット、ブラックビート、ゴルビー、オリエンタルスター、ウィンク、ピオーネ、アレキ、瀬戸ジャイアンツ、クルガンローズ、もちろん巨峰も順調に生育していますブドウにとって、今が一番大切な時期です。

櫻井(果樹・加工)






































2022年6月17日金曜日

オクラ、定植しました

6月も半ばを過ぎました
梅雨入りして
すっきりしない天気が続いています

今年もオクラの栽培を始めました
オクラはアフリカ原産のアオイ科の植物で
暑さには強いのですが寒さには弱く
10℃以下では生育できなくなります

昨年まで露地に定植していましたが
今年はハウス栽培に挑戦してみました

昨年の様子はコチラ
https://kajusosai1.blogspot.com/2021/06/blog-post_28.html

5/9 ポットに播種しました
オクラは種皮が硬いので少し水に浸しておきます
品種はグリーンソード(緑)とベニー(赤)

5/13撮影
発芽し始めました
緑ポットがグリーンソード・黒ポットがベニー
オクラは1鉢に4~5粒播種しています

5/23撮影
本葉が伸びてきました
そろそろ定植時期です



5/26、ハウスへ定植を行いました
(株間50㎝、一条植え)
最初に潅水チューブを引き、畝をある程度湿らせた後
オクラを定植し
保温と雑草防止のため、黒マルチを敷きました
向かって左がグリーンソード、右がベニーです



6/13撮影
今のところ順調に生長しています
このまま何事もなく大きくなって欲しいものです

(蔬菜作物 山崎)


2022年6月13日月曜日

アジサイの季節

 関東地方は6月6日に梅雨入りし、雨や曇りの日が多くジメジメした天気が続いていますね。

梅雨どきに咲く花と言えば「紫陽花(アジサイ)」を思い浮かべる方も多いのでないでしょうか?

 当フィールドセンター内圃場でも何種類かのアジサイが咲いてきました。


青色の手まり咲きのアジサイ

  アジサイはアジサイ科アジサイ(ハイドランジア)属の落葉低木で、狭義には上の写真の手まり咲きのアジサイH. macrophyllaf. macrophyllaを指しますが、広義にはアジサイ属のうち椀状や円錐状の花序を付ける植物の総称として使われています。

 白、青、紫、赤、ピンクなど花色が豊富で、4枚の花弁状の部分はがく片が大きく発達した装飾花であり、手まり咲きのアジサイは野生のガクアジサイを品種改良してできたものであり、花序が球形ですべて装飾花となっています。

ガクアジサイ
 
 ガクアジサイは、花序の周辺部だけ装飾花となっています。よく見ると中心部の方は、5枚の花弁と雄しべ、雌しべをもつ小さな花(両性花)がたくさん集まって咲いています。

 最近は手まり咲きのアジサイやガクアジサイなどは、シックな色系や八重咲きの品種がいろいろ店頭に並んでいますね。


アメリカノリノキ ’アナベル’

柏葉アジサイ ’スノーフレーク’

 上の2種のアジサイは、北アメリカ東部原産のアジサイの仲間で良く見られますね。

 アメリカノリノキ ’アナベル’は、真っ白い大きな花房を付け人気のアジサイですね。薄緑から白色に装飾花が変化していくところもきれいです。

 ’アナベル’は栽培も容易で、他のアジサイは前年の夏に翌年の花芽が作られるますが、’アナベル’は春に花芽ができ、その年の6月~7月に開花するので、冬期でも剪定できます。最近は、赤系の品種も出回っています。


 柏葉アジサイはカシワに似た形の5~7つに深く裂けた葉で、円錐形の花房を付けるのが特徴で、’スノーフレーク’は八重咲きになる品種です。花だけでなく秋の紅葉もきれいです。


(造園樹木 本間)

2022年6月3日金曜日

ウメの収穫

 センターでは今年もウメの収穫が始まりました。

↑白加賀 :関東地方を中心に江戸時代から栽培されています。果肉が厚く、梅干しや梅酒に適した品種です。

↑加賀地蔵 :果皮の日光が当たる部分が赤く着色するのが特徴です。白加賀と同様に梅干し
や梅酒に適しています。

クエン酸が豊富で健康食品としても評価されるウメですが、中国と日本原産の果樹であり、昔は観賞用に利用されていました。果実利用を目的にした栽培は江戸時代中期頃から始まり、本格的な栽培は大正時代初期からです。また、果実は加工用(梅酒、梅シロップ、梅ジャム等)です。加えて、未熟果(青梅)には毒性があるため、生食は避けてください。
 
                                佐々木(果樹・加工)