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2024年5月17日金曜日

最後の梅

 5月とは思えない暑さを感じる日が続いていますが、センターではそろそろ梅の収穫が始まります。

現在、梅の樹木が6本ありますが、その内の4本は今年度の収穫で栽培管理を終了し、伐採することになりました。樹齢が30年以上という老木であることから、新しい苗木に植え替えて、育成していく予定です。梅に限らず他の果樹にも言えることですが、老木化が進むと次第に着果量が減少していき、毎年の収穫量を維持することが難しくなります。


30年以上の月日、学生・教職員による毎年の栽培管理を経て、この大きさになったと思うと、非常に感慨深いものがあります。







今年で最後の収穫です。
30年以上ありがとうございました。
                                   
                            佐々木(果樹)











2023年5月19日金曜日

新緑と梅

 新緑が眩しい季節となりましたが、今年もセンターでは梅の収穫が始まりました。

梅は中国と日本が原産の果樹であり、古くから栽培されてきました。

日本では昔から「梅はその日の難のがれ」と言われ、病気の予防や健康増進のために重宝されてきました。

戦国時代には戦時の携帯用食糧として梅干しの果肉を丸薬状にしたものが作られ、喉を潤すために使用されたと言われています。

今でも梅は主成分であるクエン酸に疲労回復効果があるなど、健康機能性が評価されています。また、梅酒、梅シロップ、梅ジャムなど保存食としても幅広く利用されています。

古くから栽培されてきた歴史があり、遥か昔の先人達も成分や効果に着目した梅ですが、是非皆さんも味わってみてははいかがでしょうか?


                                佐々木(果樹・加工)



2023年3月13日月曜日

春の香り

 

3月も半ばになると、朝晩は寒くとも、日中は暖かい日が多くなります。

果樹部門の圃場でも次々と花が咲き始めています。

これはミツバアケビです。

元キウイの圃場から現在のカキ・キウイ圃場に、昨年移植しました。

薄紫色の果実が着きます。




これはウメです。品種は南高梅です。
桜と違って香りがするのがいかにも春が来たと感じさせてくれます。熟すと赤みがつくのが特徴です。











こちらのウメは白加賀です。薄緑色の大玉になります。
ウメの中では開花が遅い部類に入ります。
多くの品種は受粉が必要ですが、ウメ圃場が縮小されてしまい、
この品種も収量が減少しました。










これはアンズのニコニコットという品種です。
色付きがよく、
きれいなオレンジ色になる大玉です。











そして、このアンズはハーコットです。
これも大玉になる品種です。












果樹部門では最後のナシの剪定に追われています。今年はサクラの開花が昨年より
早まる、と予報が出ています。当然ナシの開花も早まるでしょう。
昨年の一番早い品種の若光の開花は3/30でした。
もう一息です。

櫻井(果樹・加工)





2022年6月3日金曜日

ウメの収穫

 センターでは今年もウメの収穫が始まりました。

↑白加賀 :関東地方を中心に江戸時代から栽培されています。果肉が厚く、梅干しや梅酒に適した品種です。

↑加賀地蔵 :果皮の日光が当たる部分が赤く着色するのが特徴です。白加賀と同様に梅干し
や梅酒に適しています。

クエン酸が豊富で健康食品としても評価されるウメですが、中国と日本原産の果樹であり、昔は観賞用に利用されていました。果実利用を目的にした栽培は江戸時代中期頃から始まり、本格的な栽培は大正時代初期からです。また、果実は加工用(梅酒、梅シロップ、梅ジャム等)です。加えて、未熟果(青梅)には毒性があるため、生食は避けてください。
 
                                佐々木(果樹・加工)

 


2021年5月28日金曜日

雨の季節

5月も下旬になり、雨の日が多くなってきました。

果樹圃場も確実に季節が進んでいます。

前回紹介したキウイ(雄)のトムリも満開になりました。(5/18)

この花を摘んで、採葯し、インキュベーターで30時間ほどで開葯させて、花粉を採取します。





こちらは、香緑(雌)です。中央の白い部分に先ほどの花粉を付けて受粉します。














これはヘイワード(雌)です。
同じように花粉を付けて受粉します。
この時期、ミツバチや他の虫が盛んに飛び回っているので、
それほど神経質に受粉する必要はあまりありませんが、
確実に大きい実にするには、やった方がよいと思います。









ウメは収穫の時期を迎えました。
前沢小梅です。
陽が当たった部分が赤くなっています。













これは南高梅です。
収穫はもう少し先になります。













こちらは白加賀です。
センターにあるウメの中では、最も大きい
粒になります。












こちらは豊後です。アンズの血が入っているので
大玉になりやすく、その分裂果しやすい品種です。











他にも、鴬宿・玉英・古城・稲積・竜峡小梅といった品種があります。
これからがウメの季節です。
櫻井(果樹・加工) 
























 

2019年2月8日金曜日

39年目の冬に

千葉大学に採用され
39年目の冬

ちらほらと咲き始めた
ウメをせん定中です



伸びた枝から
一年の生長を確かめ
全体を眺めます



ひと枝ひと枝 間引いたり
あるいは 切り返しながら
樹形を整えます



ひと息ついて 全体を見回すと
幹の太さにあらためて
歳月の経過を感じます



『園芸学部附属農場』 から
『環境健康フィールド科学センター』 へ

名称も組織も変わり
慌ただしくなりましたが
樹々は 泰然自若


齢を重ねた 樹をみていると



樹を育てていたつもりでしたが
樹に育ててもらっていたんだと感じます^^


(果樹加工 むらた)










2018年1月14日日曜日

梅一輪・・・・、 寒中のウメ剪定

寒に入り 冬らしい毎日
ウメのせん定作業を急ぎます

小梅がちらほら
梅一輪 一輪ほどの暖かさ

寒い中 身をもって実感します















せん定
業界的には
整枝せん定」でしょうか

まず 「整枝
全体の樹形を整えます
骨格をつくり 日あたりなどを考慮

ノコギリで大まかな枝をはずします















まず 最初にはずしたい枝です

以前 講習会用に作ったテキスト図
見づらくすみません















つぎに ひと枝ごとに
切り返し」あるいは「間引き」を行ないます
一般に云われる「せん定」です

伸ばす枝 ならせる枝など
役割分担を決め
芽数の制限を行い 
養分の分配を集約します















一例として
せん定前の「側枝」です
















せん定後の側枝です

先端はさっぱりと
途中に着いている
短いずんぐりとした枝(短果枝といいます)
実の着きやすい枝です
















せん定を行うにあたり
大事なのは芽の見極めです
伸ばす方向なども考え
観察しながらの作業となります














せん定後の
大事な作業のひとつ

切り口の保護
トップジンMペースト剤」を塗布
節約のため 木工ボンドを混合しています^^
















etc 1
タイ国北部チェンマイ 標高2000m付近の
アンカン王立農業試験場のウメ園です

開花が年3回ほど
花と幼果と成熟果が同じ樹に・・・
ところ変わればです^^
















etc 2
百舌鳥の早やにえ

カメムシでしょうか ウメの枝には結構あります
トカゲとかコオロギとか

モズ類が行う行動とされ
目的はよく分かっていないそうです















年が明け
ウメ ブドウ キウイ・・・と
せん定はつづきます















あれこれと頭をひねりながら
38年目の冬をむかえました

毎年 樹から教えてもらいます

(果樹加工 むらた)