2021年3月26日金曜日

もう里桜が開花し始めました


 今年も桜の開花が早いですね。フィールドセンター付近のソメイヨシノも現在はぼ満開となっています(3/25現在)。
 
 フィールドセンター内には里桜系統の品種が植栽されていますが、例年ですと里桜はソメイヨシノが咲いた後の4月上中旬から5月上旬に咲くイメージがありますが、今年はもう何品種か咲き始めましたので、紹介したいと思います。

笹賀鴛鴦桜(ササガオシドリザクラ)
 
〇笹賀鴛鴦桜(ササガオシドリザクラ)
 八重咲き、大輪で花色は淡紅色。開花期は通常ですと4月中旬。原木は長野県松本市笹賀地区にあり、大島桜と鴛鴦桜が交雑したものと推定されています。

萬里香(バンリコウ)
 
〇萬里香(バンリコウ)
 八重咲き、中輪で花色は白色ですが、咲き始めは花弁の外側がピンクがかる。開花期は4月中旬。 少し芳香があります。

紅豊(ベニユタカ)

〇紅豊(ベニユタカ)
 八重咲き、大輪で花色は農紅色。開花期は4月中旬。紅色豊かな重弁の桜となったから名がつけられたようです。

御信桜(ゴシンザクラ)

〇御信桜(ゴシンザクラ)
 八重咲き、中輪で花弁が細長く花色は淡紅色。開花期は4月中旬。赤みをおびた新葉と同時に花が咲くヤマザクラ系の品種です。

 センター内には49品種67本の里桜が植栽されていますが、これから次々と開花してくと思います。
 
 桜と言えばはソメイヨシノのイメージがありますが、里桜系統はソメイヨシノの後に咲き、花が八重咲きでボリュームがありこちらもまた見ごたえがあります。
 
(造園樹木 本間)

 

2021年3月17日水曜日

サトイモ“八つ頭”

まだ肌寒い日は続きますが、春三月になりました。今回のブログではサトイモの“八つ頭”を紹介します。
これは昨年12月に収穫して、ハウス内で貯蔵していたものです。
1株ごとの状態です。枯れた葉や根が着いています。豆粒のように見えるのは、子イモです。この“八つ頭”は親イモを食用に利用する品種です。
これは“八つ頭”の子イモです。
子イモや枯れた根を外して、親イモのみにした状態です。
親イモは1個の重さが、500g以上のものは1個で袋詰めします。
1個の重さが500g以下のものは2~3個詰めにします。重さは700g台になるように調整しています。
それぞれ、袋詰めにした状態です。1袋250円で販売しています。出荷数量が少ないため、すぐに売り切れることでしょう。


                                 (蔬菜・作物 中村)



2021年3月12日金曜日

梅の開花

暖かい日が観測されるなど、徐々に春の訪れを感じるようになってきました。 
現在センターでは梅の開花期を迎えています。 
 
 ①白加賀 
 開花期には白色の花が咲きます。 果実は中粒で、果皮はやや厚めです。また、梅干の加工にも多く使用されます。
 




②南高 
 開花期には薄いピンク色の花が咲きます。 収穫期には果実の日光を受けた部分が紅色になります。 



③豊後 
 開花期には濃いピンク色の花が咲きます。 収穫期には果実が大粒になりやすいです。 



また、今年度センターでは梅ジャムを作る予定です。 
是非センターの直売所「みらくる」にてお買い求めください。

                                          佐々木(果樹加工)

2021年3月5日金曜日

メロンのあとは青梗菜と・・・2021収穫

前回のブログから6週間が経ちまして、チンゲンサイは収穫が始まっています。
1条植の列は既に出荷を終えており、これから2条植の収穫が始まります。

1条植は隣との間隔が広いので、葉が展張する空間があり、
葉面積が大きくなりますので、すくすくと育っていきます。

それに対して2条植は密植となりますので、
限られた空間で葉が展張し生長しますので、
1条植より少し遅れて収穫期となりました。


収穫方法はまず、株元をハサミで根株から切り離します。
横に広がっている下葉を外し、
包丁で株元をきれいに切り戻します。


チンゲンサイ2株を新聞紙で包み、
ポリ袋に入れ、一袋に出荷調整します。


2条植のチンゲンサイの収穫が終わる頃に
サニーレタスの収穫時期となりました。

手前のチンゲンサイ栽培列は空っぽです。


奥に見えますサニーレタスの列、斜め上からの画像です。


隣の株の葉が触れ合うほど、ボリュームいっぱいに生長しました。
収穫は、株元を包丁で根株と切り離します。

ちなみに、レタスの和名は「ちしゃ」で「乳草」と書かれます。
その語源は、茎の切り口から出る白い液を「乳」に例えたからです。


この白い液はそのままだと酸化して黄色くなり、
鮮度が無いような切り口で見た目が悪くなりますので、
栽培農家では拭き取るか、ミストで洗い流しています。


出荷は大きめのポリ袋に納めます。
サニーレタスの切り口が湿っていると、ポリ袋に引っ掛かりますので、
新聞紙で軽く包んで、袋の中に滑らせます。


シーラーで口を止めれば完成。
この出荷スタイルで直売所「みらくる」で販売しております。

2回のブログで終わってしまいましたチンゲンサイとサニーレタス栽培。
短い期間で収穫までたどり着けますので、
秋メロンと春メロンの間作には丁度良いですね。

来年度もこの期間に葉物野菜を栽培したいと思います。

(蔬菜作物 榎本)