2020年3月25日水曜日

春のトマト・ミニトマト

まだ気温の低い日もありますが、サクラも花が咲き始め、春本番はもうすぐです。

今回のブログは前回のブログで紹介したトマトとミニトマトの近況を紹介します。

温室の中の全体の様子です。向かって左端はミニトマトです。

これは1株のトマトの状態です。今年は定植が早かったために、4~5果房で、先端を摘心しています。
トマトの一番下の果房の状態です。そろそろ収穫が始まります。

この画像はミニトマトです。今年は3品種、栽培しています。その3種類を紹介します。


まずは赤の“千果”です。
次に今年初めて栽培する“オレンジ千果”です。

そして黄色の“イエローミミ”です。


パックには3種類のミニトマトを色のバランスよくミックスで詰めます。重さは200g台にしています。


パック詰めしたミニトマトです。1パック200円で販売します。


この温室のトマトやミニトマトは、これから4月下旬までの収穫になります。この時期のトマト類は直売所でも人気商品です。出荷すればほぼ完売、収穫・出荷も楽しいものです。


                                              (蔬菜・作物 中村) 
 

2020年3月21日土曜日

雨にもマケズ 風にもマケズ

春爛漫
早めの開花に 心躍る候ですが・・・、
新型ウイルスに 花見も自粛との通達
見えない相手に四苦八苦


せめて 気候はおだやかにと
大過ないことを願うばかりです

昨年は 2度の台風襲来
かなりの痛手を受けました


台風は 風雨での被害甚大となりますが
ほかにも 猛暑 寒波 時には雹などなど
自然災害は多岐にわたり
思い通りに行きません


予期せぬ災害を被るたび
自然のなかで
生かされていることを実感します


『雨にもまけず
風にもまけず
雪にも夏の暑さにもまけぬ
丈夫なからだをもち
欲ははく
決して怒らず
いつも静かに笑っている
・・・・・
そういうものに
わたしはなりたい』
(宮沢賢治、雨ニモマケズより)


自然と向き合い おごることなく
淡々と生きられることが
幸せなことなんだろうと思います


今回で私の投稿は最後となります
お世話になりました

<果樹加工 むらた>









2020年3月12日木曜日

メロンのあとは青梗菜と・・・3

前回のブログでは、養液栽培のヤシガラ培地に定植しました
チンゲンサイとシュンギク。
今回は生長の様子と収穫までをお伝えします。

まずはチンゲンサイ。定植から3週間後の様子です。


もう形がチンゲンサイですね。
それからまた3週間後です。


もう収穫時期になっています。
定植から6週間後、播種から8週間後の2ヶ月で
収穫ができる大きさまで生長しました。

では、収穫しましょう!

ハサミで根から切り離し、横に広がっている外葉を取り、
包丁で切り口をきれいに切り戻します。

 

2株を1袋で出荷調整しますので、新聞紙でチンゲンサイを包み、
新聞紙ごと袋に入れます。

 

この状態から新聞紙だけを抜き取ります。


きれいに袋詰めできました。
直接チンゲンサイを袋に詰めると、フィルムにくっついてしまい、
きれいに詰められないので、使い捨てできる新聞紙を使います。
この出荷スタイルで、直売所(緑楽来)に出荷します。

次はシュンギクです。
定植から3週間後の様子です。


もう食べられそうですね。まだ大きくしましょう。
それから2週間後です。


いい大きさに生長しています。
定植から5週間後、播種から8週間後の2ヶ月でシュンギクも
収穫できる大きさまで生長しました。

では、収穫しましょう!

ハサミで根から切り離し、黄色くなっている下葉を取り、
チンゲンサイの時と同じように、新聞紙で包んで袋に入れます。
2株を1袋で出荷調整します。

 

同じく新聞紙だけ引き抜きます。


きれいに袋詰めされました。

ちなみにチンゲンサイの収穫期間は、約21mの栽培列1列で2週間ほどでした。
収穫が終わるころに2回目に播種した列が、ちょうど収穫時期になっていました。


播種から収穫までの期間がおおよそ分かりましたので、
来年はもう1作増やし、3回目の播種時期を調整し、
春作のメロンまでにチンゲンサイが3作できるよう工夫してみたいです。

(蔬菜作物 榎本)



2020年3月6日金曜日

もうすぐ春…

あっという間に2月が終わり、3月になってしまいました。
センターでは、ウメが満開になりつつありますが、果樹部門では剪定の真っ最中です。

これは平核無(渋柿)です。高いところまで上がってしまった枝を、段階的に下に下げている状態です。
   
枝の状態です。一番先端と、次のふっくらした大きめの芽は、春に枝が伸びて花芽をつけます。一番下の芽は、枝が伸びても花芽はつきません。実を着けたい場合は、上の2つのような大きな芽を先端に残し、まだ枝を伸ばしたいときは3番目の小さめの芽まで切り返します。
 
 これは主枝の先端です。まだ枝を伸ばす空間があるので、強めに切り返してあります。 
 
これは主枝から出ている側枝の状態です。枝が部分的に交差して混みあっています。
 
交差している部分を切り返します。少し空間ができてすっきりします。このように枝同士が重ならないように枝を整理していきます。 
 
 枝が少ないところには、徒長枝が何本も出ている場合があります。このように枝をねじって(稔枝)をすると、枝の伸びが抑えられて、良い結果枝になる場合があります。
カキの剪定もあと少しで終わります。
櫻井(果樹・加工)