2017年10月29日日曜日

落ち葉とわくらば(病葉)

急に寒くなってきました

紅葉、落葉
 インスタ映えの季節がそろそろ

落葉樹の葉にとって、無事役目を終え、休まる時かと
昨年のギンナン落ち葉と積雪

















わくらば(病葉)とよばれる葉があります
9月上旬、ニホンナシの病葉

















夏の季語で
「病気や害虫にむしばまれて変色した葉
 特に夏の青葉に混じって変色している葉」
と解説されています
9月下旬、ニホンナシの紅葉した葉
















解釈の仕方によっては
半ばでのリタイヤといったところでしょうか
9月中旬、黄変し落葉したニホンナシの葉

















果樹の栽培管理において、
葉を健全に保つ事は肝要です

それでも、
風通しや日当たり具合などで
落葉時まで健全に保てない葉がでます
8月、病気により黄変したニホンナシの葉


秋の気配を感じる頃
傷ついた葉が目につきます

虫や病気、風などにさらされた
数か月の日々を思い返します
10月上旬、病気により黄変したブドウの葉

















あとひと息、と願いながら
仲間たちよりもひと足先に地に帰る一葉に
目をひかれ、寂しい気持ちになります
虫に食べられた、ヤエザクラの葉

















やがて、はらはらと落葉し
木枯らしで一気に皆が後を追うことになりますが・・・、

その前に
収穫後のお礼肥
葉のあるうちにすませます
少し遅めのお礼肥、ニホンナシ
















もう間近に迫った
冬の予感

少々早いですが
今年も残りを意識する時期となってしまいました

<果樹加工 むらた>

















2017年10月20日金曜日

緑楽来で新米販売中!

新米の時期ですね~。
センターのコシヒカリも黄金色に輝いてます。



今年は9月11日(月)の学生実習で稲刈りを行い、
男子学生、女子学生ともコンバインを運転してもらいました。


運転操作は難しくなく、刈り取りや脱穀は機械の自動設定で適正に動いてくれますので、
真っ直ぐ刈り進んでくれれば、初めて乗る学生でも大丈夫です。


刈り取った籾はコンバインのタンクに集められ、満杯になると軽トラックの
荷台に積んだコンテナに吐き出します。
めったに見られる光景じゃないので、思わず拍手が出ます。


今回のブログでは、学生達も体験したコンバインの運転席から見た様子の画像を紹介し、
少しでも運転者の目線を感じていただければと思います。


こちらは運転席から刈り取り部を見た画像です。

運転席に座っていると、ちょっとした障害や真っ直ぐ刈り取っているのか
確認しずらいので、ほとんど立って運転しています。


こちらは運転席から左側を向いて見える、刈り取った稲穂が
脱穀機に送り込まれている画像です。

縦に刈り取った稲穂は横向きになり、籾センサーで籾の位置を自動で揃え、
無駄なくしっかり脱穀出来るようになっています。


こちらは運転席から後ろ向きで見た画像です。

コンバインに満杯になった籾を、軽トラックに吐き出している様子です。

刈り取った籾は、乾燥・籾摺り・精米の工程を経て3kg詰めで、
学生実習での田植えの画像を印刷した袋で販売しています。

 

緑楽来へお越しの際は、是非米袋をご確認いただき、よろしければご賞味ください。


(蔬菜作物 榎本)






2017年10月19日木曜日

秋も深まってきました

10月も半ばになり、果樹の収穫も落ち着いてきました。

このブドウは、オリエンタルスターです。一番最後に収穫されます。酸味が少ない食べやすい味です。

これは、王秋(おうしゅう)というナシです。やはり最後に収穫されるナシで、果汁が多いです。

カキも色がよくなってきました。これは、刀根早生という渋ガキです。平核無より早く収穫できます。
収穫したカキは、焼酎(ホワイトリカーなど)をヘタの部分に浸して、密封し、脱渋(渋ぬき)します。

樽に新聞紙を敷いて焼酎をスプレーなどで吹き付けながら、並べていきます。あまり多く並べすぎると、一番下のカキが重さでつぶれやすくなるので注意します。

ビニールなどで密封して、温度差が少ない場所で保存します。今の時期ですと約10日前後で脱渋できます。

これからは、しばらくカキの収穫が続きます。甘ガキはもう少し後になります。下のカキは夕紅です。
先日までの暑かった日々が嘘のように、ここ最近は寒いです。体調管理に気をつけてがんばります。
(果樹・加工  櫻井)

2017年10月6日金曜日

タカノツメの収穫

お彼岸も過ぎ、ようやく涼しくなってきました
今年最後の収穫を行っているのは、こちらのタカノツメです。

タカノツメ(鷹の爪)は、日本の代表的なトウガラシの品種。
実は小さく、先が尖った、やや曲がった紡錘形をしています。
この形が鷹の鉤爪を連想させることから、タカノツメと称されるようになりました。
粉末にしたタカノツメを一味唐辛子、
山椒や陳皮などと組み合わせたものを七味唐辛子と言います。


トウガラシはナス科の植物で、分類上はピーマンと同じ種類ですが、
小型で辛みのある品種群を「トウガラシ」、
辛みの無い中型のものを「ピーマン」とよぶようです。


原産地は熱帯アメリカ、その後日本へ伝わり
16世紀頃に栽培が始まったと言われています。
トウガラシには血行をよくして発汗を促す働きがあり
世界中で調味料として用いられています。
このタカノツメは58日に播種、620日に圃場へ定植しました。
今年の夏は天候不順でなかなか赤く色づかなかったのですが
8月下旬からようやく収穫できるようになりました。
収穫後、細かい汚れを取り除くため軽く洗浄し、カラカラになるまで乾燥させています。

たくあん漬けや白菜漬けを作る際に欠かせない存在ですし
タカノツメ本体も緑楽来で販売いたします。


(蔬菜作物 山崎)