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2020年3月6日金曜日

もうすぐ春…

あっという間に2月が終わり、3月になってしまいました。
センターでは、ウメが満開になりつつありますが、果樹部門では剪定の真っ最中です。

これは平核無(渋柿)です。高いところまで上がってしまった枝を、段階的に下に下げている状態です。
   
枝の状態です。一番先端と、次のふっくらした大きめの芽は、春に枝が伸びて花芽をつけます。一番下の芽は、枝が伸びても花芽はつきません。実を着けたい場合は、上の2つのような大きな芽を先端に残し、まだ枝を伸ばしたいときは3番目の小さめの芽まで切り返します。
 
 これは主枝の先端です。まだ枝を伸ばす空間があるので、強めに切り返してあります。 
 
これは主枝から出ている側枝の状態です。枝が部分的に交差して混みあっています。
 
交差している部分を切り返します。少し空間ができてすっきりします。このように枝同士が重ならないように枝を整理していきます。 
 
 枝が少ないところには、徒長枝が何本も出ている場合があります。このように枝をねじって(稔枝)をすると、枝の伸びが抑えられて、良い結果枝になる場合があります。
カキの剪定もあと少しで終わります。
櫻井(果樹・加工)

2020年1月24日金曜日

剪定の季節

1月も半ばを過ぎ、冬真っ只中。今季は暖冬といわれてますが、寒いときは寒いです。
特に剪定など行っているときは。

今はブドウの短梢剪定を行っています。元から2~3芽のところで切り返す方法です。

これはシャインマスカットです。元から2つ目の上方にある芽を先端にしたいので、そのように切ります。

切り返すとその部分に枯れ込みが入るので、少し余分に残します。

切った部分には、癒合剤を塗っておきます。

これはピオーネです。2つ目の横の芽を先端にしました。

これはハニービーナスです。斜め下の芽を先端にしました。

これは、サニールージュです。下方の芽を先端にしてあります。
こうした剪定は、樹にとって強剪定となり、花ぶるいしやすくなります。
よって、ジベレリン処理をおこなって、強制的に着果するようにしています。
2回行うことによって種なしにもなります。
剪定は、この後ウメ・キウイ・カキ・ナシと続きます。
櫻井(果樹・加工)

2019年12月27日金曜日

ヒヨクヒバの剪定


 ヒヨクヒバはヒノキ科の常緑針葉樹で、サワラの園芸品種で糸のように枝先が垂れて伸びるのでイトヒバとも言われます。

 写真1のヒヨクヒバは昨年剪定を行っておらず、枝葉が茂って樹冠内部に日が当たらず内部の枝葉がだいぶ枯れ込んでしまっています。
 樹形を大きくしたい場合は内部の枯枝、立ち枝、絡み枝などを取り除きながら樹形を整えていけば良いですが、ほとんどの針葉樹類は枯れ込んだ枝や太い枝からは萌芽はせず、また強く剪定すると枯れ込む場合があるので、樹形を維持したい場合は毎年剪定を行うのが良いでしょう。
 
1.剪定前の状態
枝葉が茂り鬱蒼としています。
2.剪定前の枝先部分
だいぶ枝葉が密集し茂っています。
3.写真2の樹冠内部の状態
枝葉が密集して内部に日が当たらず、枝葉が枯れ込んでしまっています。


4.枝先の剪定後1
内部の枯枝を取り除き、不要な枝を間引きました。
5.枝先の剪定後2
あとは残した枝の枝先が長い場合は短くなるように詰めていきます。その時枝先が枝垂れる様に整えます。

6.剪定後
すっきりときれいに?なりました。
枝葉が密集し剪定は難しそうにみえますが、枯枝をきれいに取り除き、密集している部分を間引きながら短めの枝を残すようにし長い枝を切り返していきます。間引く時は外側に向かっている枝でYの字になるイメージで必ず枝が分岐している所できれいに間引いていきます。
 また強剪定はせず、あとは枝が枝垂れる様に整えていけば良いでしょう。


(造園樹木 本間)

2019年10月4日金曜日

マテバシイ剪定

 当フィールドセンター正門側の通路沿いにマテバシイという樹木が植栽されています。
 
 現在の正門側には旧附属農場が移転した当時調整池があり、その一部分に目隠しのため学生実習でマテバシイを植栽しました。
 つくばエキスプレスが開業し、キャンパス駅側に正門を整備することになり調整池はなくなってしまいましたが、マテバシイは現在も13本ほど残っています。
 
 植栽した時は確か樹高1.8m位だったと思いますが、現在は樹高4~5m、樹冠3~4m位になり随分大きくなりました。

 マテバシイは常緑樹で成長が早く、放任しておくと樹高15m位になってしまいます。
このマテバシイは10年位前までは数年に一回剪定をしている程度でしたが、キャンパス駅側、正門側になり管理研究棟や売店も近くにあることから景観を良くする目的や、またマテバシイが植栽されている脇のセンター内の道路の交通量が増え、樹形を抑える必要があることから、ここ10年位は毎年剪定を行っています。

 2017年までは別科の学生実習で剪定作業を行っていましたが、別科が廃止になり学生がいなくなったので昨年から私一人で剪定作業を行っているところです。

剪定前

剪定後

剪定した枝

チッパーという機械で枝や葉を粉砕

粉砕中

粉砕した枝葉は株元にマルチング

剪定終了
 今年も重い腰を上げて剪定作業に取り掛かり、やっと昨日作業が終わりました。剪定枝の片づけ作業も含め延べ約27時間の作業になりました。13本ありますので1本当たり約2時間弱です。
 「早い?遅い?」


(造園樹木 本間)

2018年7月20日金曜日

樹木(庭木)の手入れ~刈り込み、剪定~

 連日暑い日が続いていますが、樹木も春から枝が伸長して、だいぶ枝葉が茂ってきました。センター内の樹木も刈り込みと剪定の真っ最中です。
 刈り込みは、刈り込み鋏などで多くの枝葉をまとめて刈り取り、人工的な樹形に仕立てていく作業です。刈り込み鋏でチョキチョキと仕立てていくもの良いですが、センターでは下の写真の様なヘッジトリマー(バリカン)という機械も使用して刈り込みを行っています。
 作業量が多い時は大変便利な機械ですが、刈り込み鋏の様に枝葉の切り口がきれいにならないので、刈り込み直後は切り口が少し汚くなるのが難点です。また下の機械はエンジン式で音がうるさく少し重い(約5.5㎏)ので長時間作業すると手が疲れます。電気式やバッテリー式の音が静かで軽い機械もありますので、あまり作業量が多くない時はそちらをお勧めします。


エンジン式ヘッジトリマー(ゼノアHT2200)

 ツツジ類、サツキ類の刈り込みは、花がすべて咲き終わる前に刈り込んだ方が翌年の花つきが良くなると言われていますが、中々花が咲き終わる前に刈り込んでしまうのは惜しい気がしますね。できるだけ花後早い時期のツツジ類は5月中、サツキ類は6月中には刈り込みを終わらせましょう。7月中には枝の先端に翌年の花芽ができていますので、それ以降に刈り込みを行うと翌年の花つきが悪くなってしまいますので気を付けましょう。


刈り込み前(サツキ ‘オオサカズキ’)

刈り込み後(サツキ ‘オオサカズキ’) 

  玉物のドウダンツツジもヘッジトリマーで刈り込んできれいにしました。

刈り込み後(ドウダンツツジ)

 
 下の写真は西洋イボタノキ ‘シルバープリペット’の生垣です。毎年枝の伸びが旺盛です。
側面はヘッジトリマーで刈り込み、天面はだいぶ高くなってしまったので、今年は剪定鋏で大きく切り戻して樹高を低くしました。
 だいぶ透けてしまいましたが、萌芽力が旺盛なのでまたきれいな生垣になります。

刈り込み、剪定前(シルバープリペット生垣)

刈り込み、剪定途中(シルバープリペット生垣)

刈り込み、剪定後(シルバープリペット生垣)

 
 下の写真はヒイラギモクセイの生垣です。こちらの生垣も刈り込み鋏やヘッジトリマーでバサバサと刈り込んでも良いのですが、刈り込み直後はゴツゴツとした枝が残ってしまい見栄えが悪くなってしまいますので、今回は剪定鋏で一枝一枝剪定を行い樹形を整えてみました。少し手間は掛かりますが、中々きれいになります。

剪定前(ヒイラギモクセイ生垣)

手前側剪定終了(ヒイラギモクセイ生垣)


剪定後(ヒイラギモクセイ生垣)

 刈り込みは年一回で済ませる事もありますが、枝の伸びが良い樹種は夏前と秋の年二回行うと枝が密になりきれいな樹形になります。


(造園樹木 本間)