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2022年3月25日金曜日

樹木 ~春の花々~

  3月ももうすぐ終わりに近づき日に日に暖かくなってきたと思ったら、昨日(3/22)は柏の葉でも雪が降り急に真冬の気温になり寒い1日でした。

 3/20(日)には東京都内でサクラ(ソメイヨシノ)が開花した様で、センターがある柏の葉のソメイヨシノの開花もう少しですね(とは言ってもセンターにはソメイヨシノがありませんが・・)。

 春の樹木の花と言ったらサクラのイメージが強いですが?、センター内ではいろいろな花が開花していますので少し紹介します。


モクレン

コブシ

カリン

トサミズキ

ミツマタ

ユキヤナギ

レンギョウ

アンズ

ツツジ ’吉野’

ツバキ ’式部’

ニワウメ

 などなど(写真はすべて2022年3月21日撮影)。
 
 今の時期は、寒い冬から目覚めた木々達が開花したり新葉を展開する時期ですので、皆さんもいろいろな花木や樹木を観察してみてはいかがでしょうか。

(造園樹木 本間)


2018年10月12日金曜日

キンモクセイ

  9月下旬から10月上旬にかけ当センター内でもキンモクセイの甘く芳ばしい香りが漂っていました。
  キンモクセイ(金木犀)は、モクセイ科モクセイ属の常緑小高木で、モクセイ(ギンモクセイ)の変種とされています。中国南部原産で、日本へは江戸時代に伝わってきました。雌雄異株で日本へは花付きの良い雄株しか入っていないので、実(種)を見ることができません。
  9月下旬から10月中旬にオレンジ色の小さい花をたくさん咲かせ、甘く独特の香りを漂わせますが、以前トイレ(便所)環境が良くなかった頃はその近くに植えられたり、香りがトイレの芳香剤として利用された事から、昔の人はトイレを連想されるかもしれませんね。

キンモクセイ(2018年10月1日  当センター内)

キンモクセイの花(2018年10月1日  当センター内)
 
  観賞用以外に、花冠はお酒(白ワイン)やお茶、お菓子、漢方薬などに利用されるようです。

皮目が目立つキンモクセイの樹皮

  キンモクセイを漢字で書くと「金木犀」となりますが、「犀」はするどい、かたいの意味の他、動物のサイ科の総称を表しており、樹皮がサイの足に似ているから「木犀」だと言うらしいですが、似ているでしょうか?

(造園樹木  本間)

2018年8月31日金曜日

サルスベリとシマサルスベリ

  8月ももうすぐ終わりだというのに暑い日が続きますね。
現在当センター内ではサルスベリとシマサルスベリが咲いています。

  サルスベリは中国南部原産、ミソハギ科サルスベリ属で高さ3m~9mになる落葉小高木です。7月~9月にかけ枝先に円錐花序の花が次々と咲き、開花期が長いことから別名「百日紅」とも言われます。樹皮は淡褐色で幹の肥大成長に伴って毎年剥がれ落ち、幹はなめらかになります。花色は下の写真のピンクのほか、白、紫、濃紅などの色があります。

サルスベリの花1
サルスベリの花2

サルスベリの樹肌と剥がれ落ちる樹皮

  シマサルスベリはミソハギ科サルスベリ属で中国中部、台湾、奄美諸島、沖縄に分布し、高さは10m~20mになる落葉高木です。
  サルスベリと比べると、葉が少し細長く先が短く尖り、開花時期は7月~8月で短く、花は白色で小さく華やかさは欠けます。樹皮が剥がれ落ちたあとは灰白色で、幹は直立し、大木になるほど幹がうねり美しいので、剪定をせず自然樹形のほうがよいでしょう。
 亜熱帯原産なので若干寒さには弱いですが、関東北部までなら育ちます。

シマサルスベリの花

シマサルスベリの樹肌

(造園樹木 本間)


2017年4月14日金曜日

ツバキ(その2)

こんにちは。
  すっかり暖かくなり、このブログの原稿を書いている頃はソメイヨシノが満開で、お花見に行かれた方もいらっしゃるのではないかと思います。
 今回の内容はサクラではなく、前回の続きで、その後咲き始めてきたツバキをまた紹介します。


孔雀椿(クジャクツバキ)
葉が細長く、枝が枝垂れる様な樹形になります。




黒侘助(クロワビスケ)
別名 '永楽’ とも言われ、花は紅色の色素が濃く暗紅色です。


式部(シキブ)
唐子咲きで、こちらも変わった咲き方をします。


光源氏(ヒカルゲンジ)
ちょっと本来の花色ではない様です。枝変わりした紅色の花は '紅牡丹’ と言われている様ですが・・。


名月(メイゲツ)
白一重、筒咲きです。


ダーロネガ
アメリカ産で、千重咲き。花は黄色をおびた乳白色です。
ダーロネガとはアメリカ先住民の言葉で金のでた山の名で黄金の意と言う事らしいです。

などなど。
まだフィールドセンターには何品種かありますが、また機会があれば紹介したいと思います。

 ツバキはツバキ科ツバキ属の常緑中~高木で、日本産ツバキの原種には、一般的に見られるヤブツバキ、日本海側の多雪地で見られるユキツバキ、屋久島や沖縄に分布するリンゴツバキがあり、材が堅く緻密で、磨くと光沢が出て櫛や箸、お椀、玩具などに用いられ、枝葉を燃やした後の灰は、紫染めの媒染剤として利用されている様です。また皆さんご存知の種子からはツバキ油が採れ、古くから有用樹として利用されてきました。
 江戸時代に入ってからは観賞用として多くの園芸品種が作られ、現在でも多くの愛好家がいる様です。
 
 ツバキは、花の落ち方が花形ごとボトっと落ちる事や、チャドクガという有毒の毛虫が付く事から庭に植える事は嫌う人も多い様ですね。

 フィールドセンターでは4月中旬位にはそろそろ花も見納めになり、また来年の開花に向け、剪定とチャドクガ防除の管理作業が始まります。

参考文献:椿 色分け花図鑑 桐野秋豊著 学研

(造園樹木  本間)

2017年3月2日木曜日

ツバキ




もう早いもので、3月に入ってしまいました。
樹木ではロウバイ、ウメがそろそろ咲き終わり、これから春に向かってツバキ、マンサク、モクレン、コブシ、ミツマタ、ジンチョウゲ、そしてサクラなどいろいろな花が開花していく時期でもあります。


今回は、当フィールドセンター内で咲き始めたツバキを少し紹介します。



意宇の里(オウノサト)
(淡桃色、底白、一重、筒咲き、中輪)
谷風(タニカゼ)
濃紅色、一重、ラッパ、筒咲き、小輪



湘南白百合(ショウナンシラユリ)
(白、一重、長筒咲き、大輪)


太田白(オオタハク)
(白、一重、平開咲き、中輪)


数寄屋侘助(スキヤワビスケ)
(淡桃色、一重、猪口咲き、小輪)



中部五色椿(チュウブゴシキツバキ)
(白色地に紅縦絞り、桃色地に白覆輪と縦絞り、白無地、紅無地など、一重、筒咲き、小輪)


上の写真と同じく中部五色椿(チュウブゴシキツバキ)
(一本の木に5色の花が咲きます)


桂川(カツラガワ)
(極淡桃地に紅の縦絞り、一重、ラッパ咲き、中輪)


桂川(カツラガワ)の葉
(葉の先端が錦魚の尾びれみたいになっている変わり葉椿です)

良く見かける乙女椿(オトメツバキ)
(桃色、千重咲き、中輪)

などなど・・・。
まだまだこれから4月中旬位までいろいろな品種の花が咲いてきますので、また機会があれば紹介したいと思います。


(造園樹木 本間)