2017年8月25日金曜日

オクラ

8月に入って以降、はっきりしない天気が続きますね。
こんな時は体調を崩しがちになりますが
疲労回復・夏バテに良いとされるオクラはいかがでしょうか?


オクラはアフリカ原産のアオイ科の野菜。

“オクラ”は日本語のような響きですが、実は英語(okra)なのです。
あまり見る機会がないかもしれませんが、花はとても綺麗です。


フィールドセンターでは
タキイ交配品種のグリーンソード・ベニーというオクラを栽培しています。
(5月10日播種、6月7日定植。株間50㎝の二条植え)。


こちらが緑色のグリーンソード。

こちらが赤色のベニー。
グリーンソードより、やや高く生長しています。

オクラの実はすぐに大きくなって固くなってしまうので
この時期は毎日収穫しています。
緑楽来(みらくる)ではこのようにパック詰めで販売しています。

(蔬菜作物 山崎)


2017年8月17日木曜日

夏の花 -樹木-

樹木の夏の花と言えば何を思いだしますか?
今回はフィールドセンター内で夏の時期(6月から8月)に咲いている(いた)樹木の花を紹介します。

アジサイ(アジサイ科アジサイ属、落葉低木)
梅雨時に咲く定番の樹木です。

ギンバイカ(フトモモ科ギンバイカ属、常緑低木)
白い5弁の花をつけ、雄蕊が目立ちます。果実は晩秋に黒紫色に熟し食べられるようです。
葉は揉むと強い芳香がするので、マートルというハーブ名で流通している事もあります。

ナツメ(クロウメモドキ科ナツメ属、落葉高木)
花はあまり目立ちませんが、果実は乾燥させてお茶として飲んだり、料理に使用したり、またお菓子の材料として食用にします。生でも食べられるようです。また生薬としても用いられるようです。

ザクロ(ザクロ科ザクロ属、落葉中高木)
夏らしい?朱色の花が咲きます。果実は食用になります。

モクゲンジ(ムクロジ科モクゲンジ属、落葉高木)
枝先に黄色の穂状の花が咲きます。秋に黒く熟した種子は堅いので数珠に利用されたりするようです。


サルスベリ(ミソハギ科サルスベリ属、落葉中高木)
今年伸びた枝先に円錐花序の花が咲きます。
長い間花が咲いていることから「百日紅(ヒャクジッコウ)」とも言われます。
和名は幹の古い樹皮が剥がれ落ち、すべすべして猿が登ろうとしても、
滑ってしまうことから付けられたそうです。
花色も白、ピンク、紅、紫などがあります。

ムクゲ(アオイ科フヨウ属、落葉低木)
韓国の国花。花は朝開いて夕方にはしぼんでしまいますが、次々と別の花が咲いていくので花期が長いです。
一重咲き、半八重咲き、八重咲きなど。花色は白、濃紅、濃紫、濃青、ピンクなどあり、また中心部に紅が入るものなどがあります。

ノウゼンカズラ(ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属、落葉つる性)
枝先に円錐花序をだし、橙色または赤色の花が咲きます。花冠は漏斗形で先端は5裂して平開します。

ブッドレア(フジウツギ科フジウツギ属、落葉~半常緑低木)
長い円錐形の花穂をだし、小さな花が房状に咲きます。
花は甘く香り、チョウが集まることから別名バタフライブッシュとも呼ばれます。
花色は藤色をはじめ、紫、ピンク、白、黄などがあります。

アベリア(スイカズラ科ツクバネウツギ属、落葉~半常緑低木)
5月から10月のかなり長期に渡り、鐘型の小さい花を多数咲かせます。

夏の時期も多くの樹木が花を咲かせていますので、是非ご覧ください(外は暑いので熱中症には気を付けましょう)。


(造園樹木 本間)

2017年8月8日火曜日

この夏のジャガイモ

夏も本番になりました。ジャガイモの出荷が始まりました。イモ類では年内では最初の出荷です。


今回のブログではジャガイモについて紹介します。


これは前回のブログでも紹介したジャガイモの畑です。センターでは収穫は完全に地上部が枯れたころ、天気のいい日を見計らって、掘り上げて、収穫します。



センターでは現在、ジャガイモは3品種、栽培しています。



まずは男爵です。古い品種でおなじみですが、日本で一番食べられている品種で、ホクホクした食味が特徴です。
次にキタアカリです。食味はホクホクですが、他の品種よりもビタミンC含有量が多いのが特徴です。ポテトサラダやコロッケに最適です。
次にとうやです。煮崩れが少なく、おでんや煮物に最適な品種です。
収穫したジャガイモは1週間から10日くらい、日蔭の涼しい場所で乾燥させて、それから「大・中・小」の大きさに選別します。
選別したジャガイモは1050~1199gの重さではかり、袋詰めにします。ジャガイモは外見では品種がわからないため、袋の口を止めるシーラーの色を変えてます。画像は男爵です。
これからの気温が高くなる時期は設定温度5℃の冷蔵庫に保存します。



センターでは、ジャガイモは収穫物の少なくなる8月~9月にかけて、重要な出荷物になります。




                                              (蔬菜作物 中村)
 
 
 
 
 
 
 

2017年8月3日木曜日

頬に風を ~ラビットモアで草かり~



地味な管理作業のなかで
気分的に楽しみながらできるのが
乗用草刈り機でのオペレーション

頬に心地いい風を感じます

コードネーム「らびっと」

いろいろな品目を栽培し
見た目以上に広い果樹圃場

草管理も大変です^^

ウメ圃場



大半は乗用草刈機でカバーしています

ナシ圃場にて














主戦力となるパートナーの
ラビット モアーを紹介します
青いボディに 角目2灯のフロント
















商品名
「アグリップ ラビットモアー」

形式 RF980F
オート4WD機能で HST無段階変則!!
レバーひとつで 前後進自在です
















エンジンは カワサキ製
排気量は 675cc
V型2気筒 OHVは21.0psを絞り出し
280kgのボディを最高速度12.0km/m
の世界まで引っ張ります

参考までに
軽自動車は排気量660cc
64psが上限かと

エンジン上部のファンカバー、空冷式です
















ガソリンタンクをフロントに配置
前後の重量バランスは良好

サスペンション付きのスライドシートは
振動をかなり軽減してくれます

ハンドルスピンナー付き、片手で楽々
















ドリフトはできませんが^^
伸びた草を1000mm弱の幅で
颯爽と刈りながら疾走します














草を刈る高さは
ガス・スプリングアシスト付きのレバー操作で
無段階に調整できます

手前の黒いレバーで高さを操作















なんと!
ペットボトルホルダーまで装備
水分補給は大事です















本体下の
フリーナイフが回転し
伸びた草を刈ります

本体下部















機械への負荷を軽くするため
草種により刈り高を変え

圃場の形
樹の植栽配置により
ロスのないよう
刈り取るコースをイメージします

一筆書きの要領でしょうか
ブドウ、レインカット仕立ての圃場















効率的に
イメージ通り刈れている時は
余裕ができます

走りながら
樹の様子なども視野に入れ
生育状況も確認します
ブドウ、平棚仕立ての圃場















無事終了
一面、緑のじゅうたんです
センター本館前、カキ圃場
















終わったら、掃除です
エアクリーナのホコリは念入りに

燃料補給、各部のチェックを行い
おつかれ様
コンプレッサーでそうじ















四季折々の
 草の感触
 草の匂い














緑の空間のなか
 頬にうける風に
自然のやわらかさを
 感じます

(果樹加工 むらた)