2023年10月25日水曜日

新米の時期となりました

前回のブログでは、台風13号の影響で刈り取り前の稲が
倒れてしまった事をお伝えしましたが、今回のブログでは、
無事に稲刈りが終えました事を、お伝えしたいと思います。

下の画像は、倒れた稲の中を刈り進むコンバインです。
稲が倒れた方向に刈り進む「追い刈り」には強く、問題なく刈り取ります。


刈り取った稲はコンバインにより藁と籾に分けられ、
藁は15㎝幅にカットされ、水田に落されます。
籾は風選により、実りの悪い軽い籾は吹き飛ばされ、
実りの良い籾はコンバイン内のタンクに溜められます。

コンバイン内に溜まった700リットル程の籾は、
軽トラックに載せたコンテナに吐き出します。


軽トラックにコンバイン約2杯半、山ほど籾が溜まりましたら、
籾の水分を調整する乾燥機に入れます。

「B186」と見えるのが乾燥機です。
乾燥機内で籾を循環させ、ファンで風を送り乾燥させます。
水分計で玄米の水分量15%までに乾燥されればOK!。
15%は保存性と食味のバランスの良い水分量なのです。


籾の乾燥が済むと今度は籾摺り。
籾摺りとは籾を「籾殻」と「玄米」に分ける作業です。

籾摺り機で調整された玄米は、
最後に粒の大きさを揃える「選別機」で
「玄米」と実りの悪い「くず米」に
分けられます。

下の画像は、1袋30㎏で袋詰めされた玄米です。
センターの水田半分くらいの刈り取り量です。


調整された玄米は、3㎏詰めに袋詰めをして販売。
また、精米機で精米された白米でも販売しております。
左が玄米、右の白い袋が白米です。


新米はセンター直売所「緑楽来」で販売中で、
大変好評をいただいております。
直売所にお越しの際は、是非お試しください。

(蔬菜作物 榎本)











2023年10月24日火曜日

深まる秋

 

10月も半ばを過ぎすっかり秋の空気になってきました。

センターの果樹も、残すところカキとイチジクのみ、となりました。

これはドーフィンです。温室の養液栽培でも収穫していますが、こちらは露地ものです。皮がしっかりしていてべたつきません。

こちらはバナーネです。熟しても赤くならず、バナナのような色をしています。
甘味が大変強い品種です。






これは、ロードスです。ギリシャのロードス島原産です。甘さと酸味が絶妙とのこと。
皮まで甘いです。







そしてこちらは、蓬莱柿(ほうらいしゅ)別名を日本早生といいます。最初に紹介したドーフィンより前に、日本に入ってきた品種です。イチジクのなかでは酸味がある品種なので、ジャム加工に向いていると思います。









紹介したイチジクはすべて露地栽培です。
これらのイチジクを使って、ジャム加工を予定しています。
私も含めて、生のイチジクが苦手な方も、ジャムだとみんなおいしいと言ってくれます。
加工が楽しみです。
櫻井(果樹・加工)





2023年10月13日金曜日

茎ブロッコリー定植しました

先日まで「暑い暑い」と言っていたのに
10月に入ると一気に涼しくなりましたね

さて
今年も茎ブロコッリーの栽培が始まりました

過去の栽培の様子はコチラ
https://kajusosai1.blogspot.com/2021/10/blog-post.html

品種はグリーンボイス
8/29にプラグトレイに播種、その後2号ポットに移植しています

こちらの圃場に定植します
(元肥を入れ耕耘・畝立てした状態)

 
9/19、実習で定植しました
株間40㎝・二条植えです
定植後は潅水チューブで潅水しました
人数が多いのであっという間に
作業が終わりました

10/2撮影
ずいぶん大きくなりましたが
鱗翅目幼虫(イモムシ)により
かなり葉が食害されています…
心配だったので薬剤散布を行いました

順調に生育すれば
11月下旬頃には収穫できそうです


(蔬菜作物 山崎)

2023年10月2日月曜日

マテバシイの実

  現在センター内の道路にドングリの実が落ちています。上を見上げるとマテバシイの実がたくさん実っており、その実が落ちている様です。

 ドングリは広義にはブナ科の果実のことを言いますが、マテバシイもブナ科マテバシイ属の常緑広葉樹で高木になり、公園や植物園などで良く見られます。

 マテバシイのドングリ(堅果)は熟すのに2年かかり、2~3㎝ほどの長楕円形で、殻斗(ドングリの根元に付いているぼうしみたいなもの)は浅いお椀型で魚のうろこ状の模様をしています。

道路に落ちているマテバシイの実

枝にたくさん付いている堅果と殻斗

 マテバシイの果実はタンニンをあまり含まないため、アク抜きが必要なく生でも食べらますがあまり美味しくないようです。炒って食べると美味しいようです。

 私もマテバシイのドングリクッキーは食べたことがありますが、そのまま炒った果実を食べたことがないので、今度食べてみます。


(造園樹木 本間)