2021年10月29日金曜日

キウイフルーツの収穫①

朝晩だけでなく、昼間も寒さを感じるようになってきました。

センターではキウイフルーツの収穫が始まりました。

今回はその中でも収穫時期が比較的早い品種の紹介をします。

①紅妃

果実は小ぶりですが、甘味が強いのが特徴です。


②レインボーレッド

極早生品種です。

酸味が少なく芳香があるのが特徴です。


③イエロージョイ

果実は大きめ、果肉は黄色です。

甘味と酸味のバランスの良い品種です。


ちなみキウイフルーツの来歴ですが、恐らく多くの人はキウイフルーツといえばニュージーランドが一大産地というイメージを持っているかと思います。しかし、原産地は中国中南部であり、ニュージーランドには20世紀初頭に種子が導入され、品種改良されるようになりました。また、日本には1963年以降にニュージーランドから種子や苗木が導入され、栽培が普及しました。

さらにキウイフルーツの名称はニュージーランドに生息する「キウイ」という鳥に外見が似ていることから、名づけられました。

                                

                                佐々木(果樹・加工)











2021年10月22日金曜日

緑肥ソルゴー鋤き込み

前回のブログでは、ハウス内に緑肥のソルゴーを播種し、発芽後の様子を
お伝えしましたが、今回はその後の生育と鋤き込みまでをお伝えします。

まずがは前回のブログにもありました、
7/30に播種し出芽時の様子です。


そして約1ヶ月後(9/1)の生育の様子。
生育旺盛です。


ここからは新しくお伝えする画像です。
画像は播種後2ヶ月(9/30)の生育の様子です。
草丈が2mほどにまで生長しました。
早いですね~


良く見るとすでに出穂している株を確認できましたので、
播種後約2ヵ月で鋤き込みの時期となりました。


16馬力のトラクターで鋤き込みます。
運転していると、ソルゴーに囲まれていて
圧迫感がありました。蒸し暑いです。


下の画像は鋤き込み後の様子です。
綺麗に仕上がりました。
このまましばらく様子を見てソルゴーの分解を待ちます。
 

2週間後の10/14、耕耘をしました。


鋤き込み後、だいぶソルゴーが分解されていましたので、
土と馴染んでいます。
今後の作業は、潅水チューブを敷き土壌を湿らせ、
中玉トマト植え付け前の土壌消毒を実施します。

次回は土壌消毒の様子をお伝えしたいと思います。

(蔬菜作物 榎本)


2021年10月15日金曜日

深まる秋

 

10月も半ばに近くなると、朝夕は肌寒い日が多くなってきました。季節は確実に進んでいきます。





上の写真は、センターで最後に収穫されるオリエンタルスターです。とても魅力的な名前ですが、甘味と酸味もあっさりとしたブドウです。皮ごと食べると、サクランボのようなさわやかさだと思います。







こちらは、マスカットベーリーAです。種が入っています。もともとは、ワインやジュース用に作られた品種です。そのため、香りが強いブドウです。種無しにもできますが、香りが弱くなってしまうので、あえて種有りにしています。  








カキの収穫も始まりました。これは、刀根早生です。渋柿なのでアルコール(焼酎)で脱渋

を行って商品化します。今の時期ですと、1週間ほどで食べられるようになります。

この後、蜂屋(干し柿用)、平核無(渋)、夕紅(甘)、次郎(甘)大核無(渋)、富有(甘)といった品種が収穫期を迎えます。


櫻井(果樹・加工)

2021年10月6日水曜日

茎ブロッコリー 2021

昨年、ヒヨドリに散々に突かれ
終了してしまった
茎ブロッコリーですが
今年も栽培が始まりました

茎ブロッコリーはアブラナ科の野菜で
ブロッコリーと中国野菜の「カイラン菜」を掛け合わせたものです
長い茎に小さいブロッコリーのような花蕾(からい)が
次々に出てきます
収穫がたいへんですが
家庭菜園などでは人気のある野菜です

8/2にセルトレイに播種しました
品種はタキイ種苗のグリーンボイスです
圃場にこのような畝を立て
9/21に定植しました

株間50㎝、二条植えです

1週間後の9/28の様子

今年こそはヒヨドリの被害に遭わないことを
祈っています

(蔬菜作物 山崎)


2021年10月1日金曜日

ムラサキシキブ

  前回はコムラサキシキブについて投稿しましたが、今回はムラサキシキブを取り上げてみました。

 ムラサキシキブはシソ科ムラサキシキブ属の落葉低木で、北海道南部から沖縄に分布し、雑木林などの林縁や明るい林の中に自生しています。樹高は2m~3m位になり、花期は6月~7月で9月~10月に直径3㎜位の紫色の果実を付けます。

 コムラサキシキブに比べ少し葉や樹高が大きく、果実がまばらに付く感じです。

 下の写真では分かりづらいですが、大きな違いはムラサキシキブの葉は全縁に鋸歯(ギザギザ)があるのに対し、コムラサキシキブの方は半分より上部に鋸歯があります。また果実の付く場所はムラサキシキブは葉の付け根の少し上に付くのに対し、コムラサキシキブは葉の付け根より少し離れた場所に付きます。


ムラサキシキブ


コムラサキシキブ(葉から少し離れた所から果実が付く)


 コムラサキシキブは実付きが良いので庭に植え鑑賞したりしますが、ムラサキシキブは雑木林や公園、植物園に行かないと見る機会がないですね。

 上の写真のムラサキシキブは当センター内の防風林際にたまたま1本生えているものです。

 (造園樹木 本間)