2020年12月25日金曜日

芽キャベツ

 今回紹介する芽キャベツは
茎ブロッコリーと同じ時期に栽培を始めました

芽キャベツはキャベツの仲間ですが
一般的なキャベツと異なり
わき芽が小さな結球に生長するという特徴があります

7/29播種、8/27に圃場に定植しました
品種は早生子持

10月に入ると茎に結球ができ始めました
おおよそ1株に50~60個ほどできるようです
そのままでは倒れる可能性があったため
支柱を立てています
12月になりそろそろ収穫時期となりました
みらくるではこのようにパック詰めして販売しています
不定期出荷ですが見かけたら
よろしくお願いいたします

(蔬菜作物 山崎)

2020年12月18日金曜日

マホニア・チャリティー

 現在フィールドセンターの圃場内ではマホニア・チャリティーが咲き始めました。
 
 マホニア・チャリティーはメギ科ヒイラギナンテン属の常緑低木で、ヒイラギナンテンと中国原産のマホニア・ロマリフォーリアを掛け合わせた品種だそうです。
 12月から翌年2月にかけて1ヶ所から何本もの花穂が上向きに伸び、芳香のある小さな黄色い花を穂状に咲かせます。
 
 多少の日陰でも成長し、樹高は高くなると3m位になるようですが、剪定をすれば2m前後に維持できます。葉のつき方はナンテンに似て、葉の縁にはヒイラギの様なトゲがあり触ると少し痛いです。
 
フィールドセンター圃場内で(12月15日撮影)

一ヶ所から数本の花穂が上向きに伸びる

黄色の小さい花が花穂に多数つき咲きます

 普通のヒラギナンテンは3月から4月に開花し、花穂も立ち上がらないので花はそれほど目立ちませんが、マホニア・チャリティーは多数の花穂が立ち上って開花するので、花の少ない今の時期はとても華やかで目立ちます。

(造園樹木 本間)

2020年12月4日金曜日

リンゴの品種紹介 その1

 12月に入り今年も残すところあと1ヶ月となりました。 1年が経つのは早いと改めて感じます。 

 センターは柏の葉以外に森林環境園芸農場(群馬県沼田市)を有しています。そこではリンゴと洋ナシの栽培が行われていますが、現在今季のリンゴの収穫最盛期を迎えています。今回は栽培されているリンゴの内4品種の紹介をします。





(写真左から世界一、陽光、陸奥、ゴールデンメロン)

①世界一 

 果実がとにかく大きくて、500g1kgにもなります。甘味はありますが、ほとんど酸味が無いのが特徴です。


②陽光 

果肉には程よい硬さがあり、甘味と酸味のバランスが良い品種です。


③陸奥  

果実は大きめで、果肉は硬いです。酸味が強く、ジャム加工にも使用されます。


④ゴールデンメロン

 不思議な名前の品種ですが、他品種には無い独特の香りと味がします。甘味が強く、酸味はほとんどありません。

次回は別の品種を紹介したいと思います。それではまた。

佐々木(果樹加工)




サトイモ“セレベス”

12月になりました。煮物がおいしい季節。この時期の煮物に欠かせない野菜にサトイモがあります。今、直売所では、サトイモを出荷しています。 サトイモにはいろいろな品種がありますが、今回のブログでは、“セレベス”という品種について、紹介します。

“セレベス”はインドネシアのセレベス島から伝わったことからついた品種名です。 


これはこの時期のサトイモ畑の状態です。12月になり、寒さが厳しくなり始めて、地上部は枯れ始めています。

これは“セレベス”を収穫して分球して洗浄した状態です。

“セレベス”は別名“赤芽芋”または“赤目芋”と言われるように、芽の部分が赤みを帯びています。この画像では芽の部分が赤いことがわかります。

袋詰めの重さは一袋850~950gで袋詰めにします。

“セレベス”は黄色のシーラーで袋を止めます。

“セレベス”はヌメリの少ない粉質が特徴で、加熱調理することにより、ホックリした食感になります。揚げ物やポタージュにもむいています。この12月から来月1月にかけて直売所で販売します。

                         (蔬菜・作物 中村)




2020年11月27日金曜日

ネギを白くします

今年もすでに11月後半。
だんだん寒くなってきました。寒い時はお鍋なんかイイですよね。
お鍋に欠かせない野菜の一つ、ネギです。
今回はネギ(根深ネギ)の管理作業についてお伝えします。

画像はセンターの根深ネギ圃場です。
列になって生育が揃っています。


ネギとネギの列の間が溝になっているのが
分かりますか?

これは、ネギの株元に土をかけて陽に当てないようにして
軟白(ネギを白く)させたている作業の後なんです。

下の画像は、ネギの管理機です。
普通の耕耘機に比べて、ちょっと変わってますよね。
これは、ネギとネギとの列の間に入って作業するために
幅が狭い作りになっているのです。


      構造を簡単に説明しますと、ハンドルレバーの下にエンジンがあって、
               その下に細いタイヤがあり、
その先に土を跳ね上げる回転爪があります。


回転爪が高速で回転し土を跳ね上げ、上部のカバーに当たり、
両側のネギに向かって土が飛ぶように流れます。


走行は前進で運転し、土寄せ作業をします。
ハンドル側から見た画像です。
管理機より手前は土を跳ね上げた状態で、
管理機より奥が、まだ土を寄せ上げていない状態です。

 土寄せ前         土寄せ後

5月の定植後、ネギの生長と共に鍬などで月に1度の間隔で
徐々に土寄せをしますが、
9月下旬からこの機械で多くの土を寄せてあげます。


土を寄せしてからしっかりと軟白させるまで
3週間ほどの期間が必要ですので、
センターでは10月下旬から収穫を始めるために、
9月下旬から10月上旬には
この管理機での土寄せ作業が必要となります。


人の手でここまで土寄せをするには、重労働です。

農業機械に感謝です。

(蔬菜作物 榎本)









2020年11月20日金曜日

最後の収穫


11月も半ばに入り、冬の足音が聞こえてくるようになりました。

センターの果樹も、一部の甘柿を残して、最後のキウイの収穫が始まります。

上の写真は香緑です。熟すとあざやかな緑色(エメラルドグリーン)になります。

味もヘイワードより味・香りともに強めです。

こちらはおなじみのヘイワードです。熟すときれいな黄緑色になります。

センターでは、キウイジャムの原料としてヘイワードを使用しています。リンゴとミックスすることによって、リンゴさわやかさとキウイの香りがうまくブレンドされ、とてもおいしいジャムになります。

収穫した果実は、このようにコンテナに移して、低温庫で貯蔵します。

一定期間が過ぎると、追熟が始まり、甘味が増していきます。

霜が降りるぎりぎりまで、収穫を待つことによって、追熟をした後の甘さが断然

違ってきます。

12月になると、香緑から甘味が増しておいしくなってきます。

櫻井(果樹・加工)

2020年11月11日水曜日

茎ブロッコリー

11月に入り
キャベツ、ハクサイ、ブロッコリーなど秋冬野菜が収穫時期を迎えています

今回紹介する野菜は茎ブロッコリー
茎ブロッコリーは、カリフラワーやブロッコリーと同様
アブラナ科ケールの仲間です
花蕾という開花前の蕾を食べる野菜ですが
茎ブロッコリーは茎の部分も食べることができます
(10/5撮影)
こちら、品種はタキイ種苗のグリーンボイス
夏の真っ盛りの7/29に播種し、8/27に圃場に定植しました

(10/26撮影)
私たちが普段食べるブロッコリーは
中心の蕾(頂花蕾といいます)を収穫しますが
茎ブロッコリーは頂花蕾が
ピンポン玉くらいになった際に取り除き
(もちろん収穫して食べてもOKです)
その後に伸びてくる側花蕾を収穫します

側花蕾は次々と伸びてくるので収穫に追われる毎日です

(蔬菜作物 山崎)

2020年11月6日金曜日

柏の葉フィールドセンター産レモン

 柏の葉フィールドセンターでは、今年からハウス内でレモンの鉢栽培を始めました。品種はリスボン、ユーレカ、ビアフランカという品種で、まだ仮の鉢植えではありますが、3月中旬に植え付け今秋に30個弱の実を収穫しました。
 
実を付けたレモンの木
 
収穫したレモン

1個切ってみました。みずみずしく美味しそうです。

 2015年の農林水産省の統計によると、レモンの国内産地と収穫量のシェアは広島県が全体の約63%で、続いて愛媛県が約20%、和歌山県が約5%となっており、千葉県は約0.3%で第14位になっているようです。

 レモンを含めほとんどのカンキツ類は暖かい地方での栽培が向いていますが、特にレモンは寒さに強くない様なので、当センターでも上手く栽培・収穫できるか心配ですが、何とか収穫できる様にしていきたいと思います。

 今秋収穫したレモンは、先日の直売会で販売しましたら即完売となりました。

 お買い上げの皆様、どうも有難うございました。

(造園樹木 本間)



2020年10月23日金曜日

この時期の野菜畑

朝晩はかなり気温が下がり始めました。今回のブログではこの時期の露地の畑を紹介します。

これはキャベツです。結球が始まっているのが、わかります。

これはブロッコリーです。まだ先端の生長点の部分に蕾ができていません。

これはカリフラワーです。この生育状態では、収穫まではあと2
週間くらいはかかるでしょう。

これはスーパーで、よく見かける青首ダイコンです。首の部分が地上部から15㎝立ち上がっていれば、収穫できます。そろそろ収穫です。

これは、ハクサイの状態です。この画像の状態は収穫まだですが、ハクサイの畑の中には、収穫間近のものもあります。

キャベツ・ブロッコリー・カリフラワー・ハクサイ・ダイコンはいずれも分類はアブラナ科なので、現場では「アブラナ科の野菜」として、追肥や薬剤散布は、ある程度まとめて行っています。上の画像はキャベツのベッドの横に追肥して、中耕した状態です。

この中でキャベツ・ブロッコリー・ハクサイ・ダイコンは11日3日に開催の「農産物直売会」に出荷する予定です。お楽しみに。
                             (蔬菜作物・中村)