2021年11月16日火曜日

トマト葉こぶ症(水疱症)

今年は11月に入っても暖かいと感じます

去る10月19日に
トマトの接ぎ木を行いました
接ぎ木を行った後、一週間ほどは
苗を湿度を上げたBOX内で養生させます


10/23の様子(接ぎ木後4日目)
分かりにくいかもしれませんが
葉にこぶのような物が見られます

こちらはトマト葉こぶ症(水泡症,intumescence,oedema)と
よばれる生理障害です
こぶ状の突起が葉や茎などに発生し
ひどくなると葉緑体が抜けて光合成速度の低下や成長阻害を引き起こし
最悪の場合は枯死してしまうそうです
はっきりとは分かっていないようですが
一時的な低温やストレスが一因だとも言われています

フィールドセンターでは枯死に至るほどの被害はありませんが
接ぎ木後の苗でしばしば見られる症状です

10/26の様子
養生BOXから出した状態
葉こぶ状の色が変わっています


11/1の様子
苗テラスから出しポットに移植しました
葉こぶだった部分は枯れてしまってます



11/14の様子
新しく出た葉には葉こぶは見られません
順調に生育しています

こちらトマト苗は
12月上旬にハウスに定植予定です

(蔬菜作物 山崎)