2022年1月14日金曜日

ジャム加工の季節

 

1月に入り、果樹加工部門ではジャム加工が本格的になってきました。昨年10月から、ブドウ・リンゴ(紅玉)・リンゴ(つがる)・リンゴ(ムツ)・シナモン(リンゴムツ)・シナモン(リンゴジョナ)・イチジク・キウイリンゴミックス・・・ときて、現在甘夏・文旦のマーマレードの加工を行っています。左の画像は、昨年加工したヤマモモのジャムです。

今回は加工場で使用している加工機器の一部を紹介します。





これは、クラッシャーです。名前の通り細かく砕く機械です。
リンゴ・ブドウ・キウイ等を砕くのに使用します。














スイッチを入れると、この刃が回転して砕き、細かくなった原料が下から出てきます。













これはパルパーです。裏漉しをする機械です。ブドウ・甘夏・文旦を裏ごしするのに使用します。







上下2段構造になっていて、このように網目の大きさが違うカバーを通して裏漉しを行います。








続いてこちらはスライサーです。名前の通り、皮をスライスする機械です。現在甘夏と文旦の皮のスライスに使用しています。












画像のように、くちばしのような入口に皮を入れていくと、中の刃がついた盤が回転して、スライスされた皮が下から出てくる仕組みです。











そして実際に煮つけを行う蒸気窯です。蒸気の熱で煮つけを行うので、焦げ付くことはほとんどありません。













最後に、蒸気を作るボイラーです。ここでできた蒸気が配管を伝って上の窯のところまで運ばれて加工を行っています。
この後もしばらくジャム加工は続きます。

櫻井(果樹・加工)