今の時期は急に冷え込んだり、ぽかぽか陽気になったり気温の変化がまだ激しいですが、フィールドセンター内にあるサンシュユの花が少しずつ咲き始めてきました。
サンシュユは、ミズキ科ミズキ属で落葉広葉樹の小高木から高木で、樹高は5m~10mほどになります。早春の2月中下旬から3月に、新葉が出る前に短枝の先に直径2~3cmの散状花序を出して、黄色の小花をたくさん咲かせます。鮮やかな黄色の花が木全体につけることから「春黄金花(ハルコガネバナ)」とも言われるようです。
秋の10月から11月には、グミの果実に似た長さ2cmほどの長楕円形の実が赤く熟します。赤く熟した果肉は、甘酸っぱくておいしいようですが、乾燥させ滋養強壮や冷え性などの漢方薬として利用されるようです。
ほころび始めたサンシュユの花 (撮影日:2023年2月17日、当センター内) |
もう少し立つと下の写真の様に満開になっていきます。
(造園樹木 本間)