2017年1月1日日曜日

春を待つ芽 ~ただいま休眠中~

頌春
本年もよろしくお願い致します。

冬至を過ぎ、日は少しづつ長くなってきましたが
小寒間近、寒さはこれからが本番かと・・・、

りん片に包まれ、春を待つナシの芽




落葉果樹はただいま休眠中、春の目覚めに備え、眠りについています。
休眠には ‘寒い冬’ が大事となります。
(樹種によって違いはありますが、冬期に一定の低温条件にならないと、
春の萌芽が不ぞろいとなります)
もこもことした特徴のあるキウイの芽


キウイの芽をほぐしてみました^^
もふもふした綿毛がいっぱい詰まっていて、暖かそうです。
どんどん出てきます。


















寒い中、果樹の栽培において大切な作業のひとつが、せん定(整枝剪定)です。
樹形を整え、芽数を調整し、残した芽に養分を集約します。
カキの芽。先端から2~3のふっくらした芽から
伸びる枝に花が咲き果実が着きます。

















ブドウやキウイなどのつる性の果樹は大寒くらいまでにせん定を終えないと、
切り口からの樹液が止まりづらいため、作業を急ぎます。
ブドウの芽。萌芽し伸びた枝に花が咲きます。
















ふくらみを増してきたウメの芽。
そろそろ開花でしょうか
白い花弁を覗かせたウメの蕾



















寒い中、せん定は上を見上げながらの作業となります。




上空のすじ雲を背景にひこうき雲・・・、
   寒気の中、ハサミを持つ手を早めます。


果樹加工(村田)