精米は、玄米表面の茶色い「ぬか層」を取り除き、糠(ぬか)と白米に分ける作業です。
写真はセンターの精米機です。
一袋ずつ、手作業で出荷調整しています。
精米機の仕組みは、上部のタンクからお米(玄米)を網目のある筒に流し込み、
筒の中に、らせん状に筋の入った回転軸が回り、お米同士を擦り合わせて糠層を削り取り、
糠と白米に分かれて排出されます。
擦り合わせる時間が長いほど、白く精米されます。
精米したては、お米同士の摩擦熱で少し温もりを感じます。
精米機表面上部のレバーは、「流量調整シャッター」で
上部タンクに貯めた玄米が筒の中に流れ落ちる量を調整します。
下は「白度調整」ダイヤルで、数字が大きいほど玄米の表面が多く削り取られ、
白度(お米の白さ)が増します。
残念ながらこの精米機は、ボタン一つで「5ぶづき」や「7ぶづき」といった
つき方を選択できないので、職員が機械を調整しながら目視で白度を確認しています。
そのかわりこの機種は、白米表面に糠が残りづらい「糠切れの良い」精米をします。
写真は、袋詰めされた状態です。
左の茶色い袋が「玄米」、右の白い袋は「白米」です。
緑楽来では、3㎏詰めで販売しております。
商品表面は、毎年5月の学生実習での田植えの様子をラベルにしていますので、
その年ごとに画像を入れ替えています。
「お米は生もの」と言います。
商品は、売店の売れ行きを見て精米していますので、なるべく精米したての物を
店頭に並べるようにしています。
写真は、お試し用の2合詰め白米です。
来年から販売を予定していますので、表面のラベルはまだ作成中のものです。
緑楽来へお越しの際は、よろしければセンター産のお米をお試しください。
(蔬菜作物 榎本)