2017年3月10日金曜日

パクチー

食についての調査研究を行う「ぐるなび総研」によれば、2016年の世相を映した料理
「今年の一皿」にパクチー料理が選ばれたとか。


“パクチー”とはタイ語での名称です。セリ科の一年生植物で
タイではトムヤムクンを始め、様々な料理に用いられているそうです。
英語では「コリアンダー」、中国語では「シャンツァイ(香菜)」と言います。

因みに日本名は「コエンドロ」。カメムシソウとも呼ばれます。
独特の香りと味から好き嫌いがはっきり分かれる食材ですが
栄養価が高く、デトックス効果も期待できるとあって人気が急上昇、
パクチー大好きな「パクチスト」と呼ばれる人々も登場し始めたようです。
(私はちょっと苦手なのですが…)。

 
最近では、スーパーや直売所などでも見かけるようになりました。
人気にあやかって…と、センターでも昨年からパクチー栽培を始めました。
用いたのはトキタ種苗の「サワディ」と云う品種です。
パクチーの種。2~3㎜ほどでしょうか、意外と大きいです。
種を割ってみた状態。
今回は省略しましたが、種を割って水に浸した方が発芽しやすいようです。

この種子を2粒づつセルトレイに播種していきます。
播種後は苗テラスで約2週間育苗します。
2週間後、水耕栽培装置へ定植していきます。
定植後34週間(播種後56週間)で収穫。
調整して販売所(緑楽来)へ出荷しています。

(蔬菜作物 山崎)