2017年3月22日水曜日

メロン栽培 その①

当センターでは、いくつかの「ウリ科」野菜を栽培しています。
その中でもやっぱり、一目を置く存在の「メロン」について、播種から収穫までの
栽培管理を、シリーズでお伝えします。


まずは、その①
播種から、ポット移植作業までです。


例年、2月中旬から3月上旬の期間に播種します。
今年は3月1日です。


品種は、園芸植物育種研究所の「タカミ」という品種を使用します。
果実の外観は、細かい網目が入っており、スーパーへ行っても、なじみのある品種です。


写真は、200個の穴があるセルトレイに、培養土が詰まった状態です。



一つ一つの穴に、一粒ずつ種を播きます。




播き終わったら覆土をし、潅水します。


発芽適温は、28度から30度ですので、適温を保てる発芽室へ入れます。


そして5日後・・・



綺麗に発芽が揃いました!。                                                           


発芽を揃える事で、その後の生育も揃って管理しやすく、花の咲く時期も揃う事で、
結局は収穫時期が揃う事になります。


播種から一週間後に、3号のポリポットに移植します。




今回の栽培は養液栽培ですので、ポットの中身は培養土ではなく、
ロックウールの粒状綿にします。


綺麗に子葉が展開しています。




これからの生育が楽しみです。


(蔬菜作物 榎本)