2018年7月5日木曜日

ギンナンとイチョウの花



食材として 肴として 人気の
ギンナン(銀杏)はイチョウ(銀杏)の実




食べるのは 「胚乳種」の部分となります

6月の実は まだ小さく
食べ頃には 苦労する殻もやわらかく
包丁でサクッと切れました


ギンナンの断面 2018年6月25日撮影

センター植栽のイチョウは
「藤九郎」 と 「金兵衛」 の2品種です

どちらも 実が大きく
センター内売店でも好評です






イチョウの木は雌雄が異なります
「雌雄異株」と云います

「雄木」に着いた「雄花」
ひっそりと 目立たず
いつも見逃してしまいがちです


「雌花」 2018年4月12日撮影



「雌木」に着いた「雌花」です

イチョウは「裸子植物」にて
種子になる 胚珠がむき出しの裸の状態です
「被子植物」の柱頭部分がありません


「雄花」 2018年4月12日撮影



植栽樹の大半は「雌木」ですが
受粉用に「雄木」も必要となります

花粉は胚珠に入り
精子をつくる準備をし
受精するのは9月上旬とか
不思議です





雄木と雌木では、枝ぶり、樹形が違います



樹形だけでなく
葉の大きさ 形状も
雄木と雌木で異なります

こんな葉ですが 分類は針葉樹
葉脈がなく 細い葉がくっついた感じでしょうか

雌木の葉は大きめです



病気に強く 紅葉も楽しめる イチョウ

おいしいギンナンは
栄養価も高く 鎮咳・夜尿症などに薬効もあるそうですが
食べ過ぎは要注意とのこと



今年も たくさん実ったギンナンは
ただいま 順調に生育中です



(果樹加工 むらた)