2020年2月6日木曜日

トマトの日常管理

立春は過ぎましたが、まだ寒い日が続いています。この時期の温室では養液栽培でトマトを栽培しています。今回のブログではトマトの基本的な管理を紹介します。



まずは果実の着果をよくするために花房に「ホルモン処理」を行います。画像はホルモン処理の適期の花房です。 

 ホルモン処理は植物調整剤のトマトトーンを50~100倍に薄めてスプレーで散布します。処理した後の目印になるようにトマトトーンに食紅を添加します。上の2枚の画像は散布後で乾いても赤い跡が残ります。



上の画像は処理後約10~14日の花房の状態です。処理後は数日で花房がぐっと大きくなり始めます。 ホルモン処理をすることにより、受精やその後の果実の生育は促進されます。




 
また誘引は今までは麻紐を直接、茎に巻きつけていましたが、この作型からは紐に白いクリップのような「くきたっちアルファ」をつけて、誘引をしています。



トマトは開花後、約60日くらいで収穫になります。この作型では気候や気温にもよりますが3月中下旬からの収穫になります。
                                    (蔬菜・作物 中村)