立春は過ぎましたが、まだ寒い日が続いています。この時期の温室では養液栽培でトマトを栽培しています。今回のブログではトマトの基本的な管理を紹介します。
まずは果実の着果をよくするために花房に「ホルモン処理」を行います。画像はホルモン処理の適期の花房です。
ホルモン処理は植物調整剤のトマトトーンを50~100倍に薄めてスプレーで散布します。処理した後の目印になるようにトマトトーンに食紅を添加します。上の2枚の画像は散布後で乾いても赤い跡が残ります。
上の画像は処理後約10~14日の花房の状態です。処理後は数日で花房がぐっと大きくなり始めます。 ホルモン処理をすることにより、受精やその後の果実の生育は促進されます。
また誘引は今までは麻紐を直接、茎に巻きつけていましたが、この作型からは紐に白いクリップのような「くきたっちアルファ」をつけて、誘引をしています。
トマトは開花後、約60日くらいで収穫になります。この作型では気候や気温にもよりますが3月中下旬からの収穫になります。
(蔬菜・作物 中村)