センターでは、ウメが満開になりつつありますが、果樹部門では剪定の真っ最中です。
これは平核無(渋柿)です。高いところまで上がってしまった枝を、段階的に下に下げている状態です。
枝の状態です。一番先端と、次のふっくらした大きめの芽は、春に枝が伸びて花芽をつけます。一番下の芽は、枝が伸びても花芽はつきません。実を着けたい場合は、上の2つのような大きな芽を先端に残し、まだ枝を伸ばしたいときは3番目の小さめの芽まで切り返します。
これは主枝の先端です。まだ枝を伸ばす空間があるので、強めに切り返してあります。
これは主枝から出ている側枝の状態です。枝が部分的に交差して混みあっています。
交差している部分を切り返します。少し空間ができてすっきりします。このように枝同士が重ならないように枝を整理していきます。
枝が少ないところには、徒長枝が何本も出ている場合があります。このように枝をねじって(稔枝)をすると、枝の伸びが抑えられて、良い結果枝になる場合があります。
カキの剪定もあと少しで終わります。
櫻井(果樹・加工)