2020年8月7日金曜日

ズッキーニ栽培 その3

3回目のズッキーニのブログ、今回で最後となりました。
今回は収穫しましたズッキーニを選別、調整、袋詰めの様子をお伝えします。

下の画像は3色の各品種を、同じような大きさで収穫したものです。
栽培農家が市場へ出荷する時に、ズッキーニの大きさを
千葉県では「千葉県青果物標準出荷規格」
に基づいて「S・M・L・2L」と4種類に規格分けしますが、
画像のズッキーニは、長さ16㎝~19㎝の「M」サイズに該当します。


「M」サイズは、スーパーなどに陳列してあるような、
よく流通している大きさです。
出荷調整方法は、へたを約1㎝残して平らに切り取り、
表面の汚れは拭き取る必要があります。

センターでは、収穫の遅れなどで規格が揃ってなくても、
異なる規格の果実を本数ではなく重量で合わせて出荷調整しています。
そのため、秤に載った画像となっております。

この3色を彩りよく袋詰めして、直売所で販売しています。
(品種ごとの収穫量により、配色が異なる場合があります)



今年の梅雨は雨量が多く、風の強い日も多くありました。
ズッキーニ栽培で最大の敵は「強風」です。
葉が大きく広がるため風の抵抗を大きく受けますので、
葉や茎が折れやすく、酷い場合は栽培終了となりますので、
収穫量が減り、被害は甚大となります。
画像は7月上旬の強風後の状態です。



ポッキリと折れています。



下の画像から、強い南風で風上の列に被害が大きかったのがわかります。




残念ながら今年は、栽培期間(収穫期間)が短く終わりそうです。

(蔬菜作物 榎本)