2020年8月22日土曜日

カミキリムシ

 先日イチジクの木の手入れをしていたら、幹から木屑の様な虫糞が出ている所がありました。そう犯人はカミキリムシの幼虫です。すでに幹の中を食い荒らしている様です。

 木に穴を開けるので「テッポウムシ」とも呼ばれます。被害を受けた幹や枝は樹勢が著しく劣え、枯れたり強風時に折れたりしてしまいます。
 幼虫は幹の中をトンネル状に食い荒らし幹の中で越冬し、蛹になり羽化して翌年の5~6月頃から成虫になって幹から出てきます。

幹から出た虫糞

成虫になって出てくる時の脱出穴

周囲の枝の部分を見渡すと、いました!カミキリムシの成虫が・・。


上の写真のカミキリムシはキボシカミキリと言う種類の様です。

 ここ数日間イチジクの木を見ていますが、成虫は10匹ほど捕殺しました。
これだけ居たと言う事はすでに幹や枝に卵を相当産み付けられたかもしれません。

 上の写真の様な木屑が落ちている個所も、中に幼虫が居ますので殺虫剤や針金等を差し込んで捕殺しておきましょう。

(造園樹木 本間)