前回はジャム加工に使用する機器について紹介しましたが、今回は実際に加工したジャム類の種類について紹介します。
イチジクは品種がドーフィン、ブドウは巨峰です。
イチジクは冷凍保存しておいた原料を使用しました。
巨峰は、二番果(副梢)から伸びた枝についた果房を使用しています。酸味が強く色も濃いです。
ミックスジャムは、リンゴとミックスして加工しています。リンゴを加えることによって、色合いと味が良くなります。キウイはヘイワード、リンゴはムツとフジを時期によって使い分けています。キウイは完熟でない(糖度約12度)ものをあえて使用します。さっぱりした酸味が出るためです。
アップルシナモンは、ジョナゴールド、ムツ、フジをやはり時期によって使い分けています。それぞれの品種が最も良い状態に合わせるためです。
あっさりといっても味がうすい訳ではありません。癖がない、といいましょうか。
この他に以前は、アンズとウメのミックスジャム、ヤマモモジャムなどを作っていました。
これからは、果物に限らず、いろいろな種類の原料を選別して加工を行っていきたいと思います。
櫻井(果樹・加工)