2022年3月11日金曜日

西洋ナシの紹介

 以前2回に分けて沼田農場のリンゴを紹介しましたが、今回は同農場で栽培されている西洋ナシを紹介します。


リンゴの紹介もぜひご覧ください。

①https://kajusosai1.blogspot.com/2020/11/1.html

②https://kajusosai1.blogspot.com/2021/01/2.html


ナシと聞くと、日本人にとっては「幸水」・「豊水」等の日本ナシが馴染み深いですが、西洋ナシも存在します。日本ナシはシャキシャキした食感が特徴ですが、西洋ナシはねっとりとした食感が特徴です。日本ナシのように収穫後すぐに食べられず、収穫後の追熟を必要とするのも特徴です。また、日本ナシと同様に水分と食物繊維が多く、便秘解消に効果があると言われています。


沼田農場で栽培されている西洋ナシの内の2品種を紹介します。

①ラ・フランス


名前の通りフランス原産であり、同国を代表するにふさわしい果物であると評価されたことから名付けられました。また、日本における西洋ナシ栽培では最も生産量の多い品種です。果汁多めで、果肉は柔らかく、とろけるような食感が特徴です。さらに、1果実650g程の大玉になることもあります。


②ル・レクチェ


ラ・フランスと同様にフランス原産の品種です。1889年にフランス人の果樹園芸家であるル・レクチェ氏にちなんで名付けられました。また、栽培の難易度が高いと言われています。果汁多め、甘酸のバランスが良い品種です。

西洋ナシを食べるには追熟が必要です。追熟を行う際には、果実を紙袋等に入れて、約20℃で保管することがおすすめです。果実の軸(果梗枝)とその周りにシワが寄り、果皮を軽く押した際に柔らかさを感じたなら、食べ頃です。

                                佐々木(果樹・加工)