2018年3月2日金曜日

熱川農場とマーマレード   “since 1956”

今年も 年明け 寒のさなか
マーマレードをつくりました

以前は初夏に作っていましたが
実習の都合や
原材料の夏みかん・橙の品質から
冬期の製造となりました

















千葉大学のオレンジマーマレードは
伊豆の熱川農場で栽培された果実を原料に
1956年(昭和29年)頃から加工をはじめたとのこと

経緯は
退官された小倉教授(園芸学部農産製造学研究室)
より伺いました















製造方法はその頃のまま
工程は3日ほど
手間のかかる作業です

まず 水洗い
汚れやほこりなど 丁寧に流します
















次に分割
 
果頂部 果底部を切りわけ
残った果実部分を4分割にします














分割した果実は
果皮と果肉に分けます

皮を破らないよう ていねいに
















果皮はフライサーで
0.8mmほどの厚さに スライス

油胞が破れ 香りが広がります
リモネン」という精油成分からでしょうか

















スライスした果皮は
2回ほどゆでこぼし 水分を切り
『ボイル果皮』 に

果皮に含まれる
ナリンギン」 「リモノイド」 などの苦み成分を抜き
食味を柔らかくするための処理です
















皮のスライスと並行で
果肉部分を絞り
『果汁』と 絞った果肉に分けます

絞った果肉は 2回の換水煮沸をして
クエン酸液で30分程度の煮沸後
裏ごしをして 
『ペクチン液』 を抽出します




















ボイル果皮
ペクチン液
果汁

以上3点を 計量し
砂糖を加え 煮込みます
左から、ボイル果皮・果汁・ペクチン液


















煮つけ 充填 殺菌脱気
風乾冷却と作業をすすめ
















無事終われば・・・
試食タイム

みな笑顔です^^
















製品前の仕上げは ラベル貼り

ひとビン ひとビン
チェックしながらの手作業です


昔ながらの製造方法は
効率的ではありませんが

変えない技術もあっていいのかと・・・、

熱川農場本館
















Since 1956

60数年続いた
熱川農場産のマーマレード
熱川農場閉鎖により 柏産へと変わる予定です

なんともいえない気持ちです

(果樹加工 むらた)