2021年6月4日金曜日

中玉トマト収穫真っ只中!

収穫真っ只中の中玉トマト。
今回は、収穫から出荷調整(パック詰め)までをお伝えします。


大玉トマトは収穫時に果柄を二度切りする必要がありますので、
ハサミを使用します。

それに対して中玉トマトやミニトマトは
ハサミを使う事無く収穫ができます。

収穫方法としては、


まず、収穫する果実を包み込むように持ち、


果柄の「節」に親指を当てます。


あとは果実を持ち上げるだけで
節のところから「ポロッ」と取れるのです。


そう難しい事ではありませんが、引っ張ったりして
ヘタが取れてしまうと商品価値が無くなってしまいますので、
慣れるまでは両手で収穫する事が無難ですね。

次は出荷調整(パック詰め)です。

トマトの表面に細かい土ホコリ等が付着していますので、
濡れ布巾で一粒ずつ表面を拭います。

秤にパックフイルムを載せ、1パック約330gで計量です。


パック詰めの注意点としては、
1パックに入れるトマトの粒の大きさを揃える事です。
規格が揃ってパック詰めされたトマトは、
商品としての印象が良くなります。

大粒で揃えると6~7粒。
小粒でも10~12粒入りでしょうか。

粒の規格が揃っていないと、ただ詰め込んだだけの感じが出て、
印象(見た目)が良くありません。


規格を揃えるとこんな感じです。

このブログを公開する時点でも、中玉トマトはタイトルの
「収穫真っ只中!」だけに、
現在も収穫、売店(みらくる)販売中です。


2月から始まりました収穫は、頑張って7月まで続けたいと思います。

機会がありましたら、センター産の中玉トマトを
是非、お買い求めください。



(蔬菜作物 榎本)














2021年5月28日金曜日

雨の季節

5月も下旬になり、雨の日が多くなってきました。

果樹圃場も確実に季節が進んでいます。

前回紹介したキウイ(雄)のトムリも満開になりました。(5/18)

この花を摘んで、採葯し、インキュベーターで30時間ほどで開葯させて、花粉を採取します。





こちらは、香緑(雌)です。中央の白い部分に先ほどの花粉を付けて受粉します。














これはヘイワード(雌)です。
同じように花粉を付けて受粉します。
この時期、ミツバチや他の虫が盛んに飛び回っているので、
それほど神経質に受粉する必要はあまりありませんが、
確実に大きい実にするには、やった方がよいと思います。









ウメは収穫の時期を迎えました。
前沢小梅です。
陽が当たった部分が赤くなっています。













これは南高梅です。
収穫はもう少し先になります。













こちらは白加賀です。
センターにあるウメの中では、最も大きい
粒になります。












こちらは豊後です。アンズの血が入っているので
大玉になりやすく、その分裂果しやすい品種です。











他にも、鴬宿・玉英・古城・稲積・竜峡小梅といった品種があります。
これからがウメの季節です。
櫻井(果樹・加工) 
























 

2021年5月21日金曜日

オクラの播種

 5/10にオクラの播種を行いました

品種はタキイ種苗のグリーンソード(緑)とベニー(赤)


オクラはアフリカ原産で
暑さに強い反面、寒さには弱いため
露地栽培では5月に入ってから栽培をスタートします
種皮が硬いので(硬実種子)水に浸してから播種を行いました

種子が黒いので見えにくいですが
72穴セルトレイに2粒播いています
播き終わったセルトレイは軽く覆土して潅水、
30℃に設定した発芽室内に入れます

播種後、2~3日で発芽(↑は5/13に撮影)
発芽後は、苗テラスへ移動して定植に備えます

(蔬菜作物 山崎)

2021年5月13日木曜日

レモン鉢栽培

 昨年はハウス内の場所の関係でレモンの苗木が仮植えの状態でしたが、ようやく今年の3月からハウス内に鉢を設置し植え付けを行い、本格的な栽培が始まりました。

ハウス内に鉢を設置し、植え付けを行った様子


 養液混合装置も設置し、潅水はタイマーで各鉢に散水する様になっています。

養液混合装置とタイマー。下の黒い所は養液タンクがあります

各鉢に散水ノズルを取り付けました

 4月の中旬位から花が次々と咲き始めて、ハウス内はレモンの花の良い香りが漂っていました。

 まだ木が小さいので多くの着果・収穫は期待できませんが、おいしいレモンができる様、管理していきたいと思います。

レモンの花

大きく育ちます様に

(造園樹木 本間)

2021年4月28日水曜日

野菜苗の移植・販売


これはピーマンの苗です。セルトレイで育苗してあります。


3号(9センチ)のポリポットに移植した状態です。こちらはナスの苗です。やはり同じようにセルトレイで、育苗しました。

      ピーマンと同様に3号ポットに移植した状態です。 


こちらは移植後のナスの苗です。12穴のトレイに詰めます。この状態で出荷まで育てます。

こちらは売店に出荷したピーマン苗の状態です。12穴のトレイに6鉢に詰めなおして、出荷します。野菜苗はどの種類も1鉢100円で販売しています。野菜苗は5月の連休前後まで売店では販売しています。この時期は気温も上がり始めて、野菜栽培を始めるのには最適です。

                            (蔬菜・作物 中村)

2021年4月23日金曜日

ブドウとキウイの誘引

 春を迎え、果樹の成長が少しずつ見られるようになってきました。


ブドウ


キウイ


現在ブドウとキウイでは誘引(枝を棚に固定すること)を行っています。
 ↑誘引前(ブドウ)

 ↑誘引後(ブドウ)

 ↑誘引後(キウイ)

紐とテープを使い枝を誘引することで、風で枝が折れないようにします。
また、周囲の枝と重ならないように枝を誘引する必要があります。
重ならないように枝を誘引することで、枝への日当たりを均等にするのです。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    佐々木(果樹加工)








2021年4月16日金曜日

中玉トマト収穫真っ最中!

 4月中旬、家庭菜園ではこれからが果菜類の植え付け時期ですが、
センターのハウスでは、中玉トマトが収穫真っ最中です。

まずは栽培の様子です。


良く繁茂しています。
中央に通路がありますが、
栽培ベット(畝)と人が歩いても良い箇所(通路)を明確にして、
株元を踏み固め根の生育に影響が無いようにしています。


中玉トマトの花房です。
画像は1花開花し、その下は蕾が開き始めています。
後は残り8花くらいでしょうか。
植物体の栄養状態にもよりますが、
おおよそ1花房に10花ほど花を咲かせます。


画像は着果後、収穫期の様子です。
8果着いていますが、先端の果実は小さいので、摘果してしまいます。
良く見ると上(果房の元)から赤く着色していますよね。
そうです、一つ前の画像(花房)のように花が開花した順番に
果実は肥大し赤くなり、収穫となります。


さぁ収穫です!


100㎡ほどのハウスで、一度にこれだけ収穫出来ています!
販売所(みらくる)に出荷するのに、調整作業をしますが、


続きは次回のブログといたします。

(蔬菜作物 榎本)