2018年1月14日日曜日

梅一輪・・・・、 寒中のウメ剪定

寒に入り 冬らしい毎日
ウメのせん定作業を急ぎます

小梅がちらほら
梅一輪 一輪ほどの暖かさ

寒い中 身をもって実感します















せん定
業界的には
整枝せん定」でしょうか

まず 「整枝
全体の樹形を整えます
骨格をつくり 日あたりなどを考慮

ノコギリで大まかな枝をはずします















まず 最初にはずしたい枝です

以前 講習会用に作ったテキスト図
見づらくすみません















つぎに ひと枝ごとに
切り返し」あるいは「間引き」を行ないます
一般に云われる「せん定」です

伸ばす枝 ならせる枝など
役割分担を決め
芽数の制限を行い 
養分の分配を集約します















一例として
せん定前の「側枝」です
















せん定後の側枝です

先端はさっぱりと
途中に着いている
短いずんぐりとした枝(短果枝といいます)
実の着きやすい枝です
















せん定を行うにあたり
大事なのは芽の見極めです
伸ばす方向なども考え
観察しながらの作業となります














せん定後の
大事な作業のひとつ

切り口の保護
トップジンMペースト剤」を塗布
節約のため 木工ボンドを混合しています^^
















etc 1
タイ国北部チェンマイ 標高2000m付近の
アンカン王立農業試験場のウメ園です

開花が年3回ほど
花と幼果と成熟果が同じ樹に・・・
ところ変わればです^^
















etc 2
百舌鳥の早やにえ

カメムシでしょうか ウメの枝には結構あります
トカゲとかコオロギとか

モズ類が行う行動とされ
目的はよく分かっていないそうです















年が明け
ウメ ブドウ キウイ・・・と
せん定はつづきます















あれこれと頭をひねりながら
38年目の冬をむかえました

毎年 樹から教えてもらいます

(果樹加工 むらた)