2020年4月17日金曜日

ピーマンの接ぎ木

新型コロナウイルスの猛威が止まらない
昨今ですが
作物の生長は止まらないので
健康に気を付けて出勤しています

今回は野菜の接ぎ木シリーズ第四弾
「ピーマンの接ぎ木」について紹介したいと思います
その他の接ぎ木記事については以下をご覧ください

キュウリの接ぎ木記事はコチラ
トマトの接ぎ木記事はコチラ
ナスの接ぎ木記事はコチラ

今回用いたのは
台助(台木用ピーマン)とみおぎ
どちらも園研で育種された品種です
園研についてはコチラをご覧ください

 台木用のピーマンは穂木より2~3日早く播種します
今回は1/27に台助を播種しました
 穂木のみおぎは1/29に播種しました
どちらも128穴セルトレイに蒔いています
それぞれの様子を見ながら、2/17に接ぎ木を行いました


今回の接ぎ木はトマトと同様、幼苗斜めあわせ接ぎ ですが
トマトと異なり、台木の根を残しています
左が台木(台助)、右が穂木(みおぎ)です
ぱっと見たところ、まったく区別がつきません
①台木をセルトレイから抜き、カミソリを用いて
子葉より上の部分を30°に切る
②穂木も台木と同様に
子葉から上(または下)の部分を30°に切る
③台木の上部にスーパーウィズを差し込み
台木の切り口と重なるように穂木を挿し込んでいく
④128穴セルトレイに一つ置きになるよう
接ぎ木苗を配置し
湿度100%の状態にした養生BOXに入れていく

完全に活着するまで10日ほどかかります
その後苗テラスで養生させ、育苗ポットに移植しました

(蔬菜作物 山崎)