高層マンションが見えるこの圃場で、何が栽培されているのか分かりますか?。
① 丸い葉の形が特徴です。
② 葉の付け根の節に、こんな黄色い花を咲かせます。
③ 花が咲いていた節から何か伸びています。
株元を持ち上げ、掘り上げると・・・
出てきました~
答えは 「ラッカセイ」 でした。
(南米原産 1年生草本 マメ科植物)
花が咲いた後、針のような子房柄が地面に向かって伸びて土に刺さり、
その先端部が土の中で成長し莢になり、ラッカセイの形になります。
撮影は9月上旬、ラッカセイにまだ網目が無く
収穫には早いですが、徐々に大きくなっています。
品種は 「千葉半立」 を栽培、千葉県で育成された県の奨励品種です。
味にコクと風味があり、大変美味しい品種です。
緑楽来でも販売しており、その味の良さから人気商品となっております。
センターでの栽培は5月の播種から10月の収穫まで、学生実習で管理しています。
美味しいだけあり、カラスにも人気です。
播種から収穫までの期間、防鳥対策としてカラスに食べられたり、いたずらされないように
釣り糸を張ってあります(赤矢印)
10月の収穫後は2~3週間天日干しで乾燥させ、トラクターに取り付けた脱粒機にかけて
「莢」 と「茎葉」 に分け、選別・調整します。
緑楽来に出荷されるのは11月下旬になりそうです。
(蔬菜作物 榎本)