8/25に接ぎ木を行ったキュウリ苗は、9月上旬にプラスチックハウスと養液栽培のガラス温室に定植しました。
10月中旬から収穫が始まっています。
このように、一般の露地栽培より時期を遅らせて収穫を行う作型を抑制栽培と呼びます。
こちらはハウス内の様子。私の背丈を追い越すほど順調に生長しています。
この時期は整枝・誘引という作業を中心的に行います。
整枝とは品質や収量を確保するため栽培途上の作物の樹の形を整えることですが
この場合は主に不要なわき芽や子づるの先端の芽を摘んでいく作業のことを指します。
わき芽とは、主枝と葉との間の、葉の付け根から伸びてくる芽のことです。
不要なわき芽を放置すると、株全体の生長が悪くなったり、
葉が茂りすぎて風通しが悪くなり病害虫が発生するなどの影響が出やすくなります。
誘引とは、茎やつるを支柱やネットに適切な形で結びつける作業を指します。
ハウス内では、上部に組んであるパイプから垂らした麻紐にキュウリの主枝を巻きつけていきます。
整枝・誘引前
整枝・誘引後
すっきりしているように見えませんか?
キュウリの雄花
キュウリの雌花
雌花の元に小さなキュウリ(子房)ができているのが分かります。
(蔬菜作物 山崎)