『一日一個で医者いらず』・・・、おいしいりんごで健康体!
好評を頂いている、フィールドセンターのりんごは沼田農場で栽培されたものです。
千葉大学
環境健康フィールド科学センター
森林環境園芸農場(沼田農場)
にて
2016.10.23 撮影
当センターには、柏以外に静岡県熱川と群馬県沼田に農場があります。
沼田農場(旧称、利根高冷地農場)は群馬県沼田市の子持山中腹の標高800m辺りに
所在し、おもにりんごを栽培しています。
冬期、雪に覆われた農場本館
ふもとの集落から農場までの
林道は自前での除雪となります。
年数回の大変な作業です。
『国内で栽培可能なすべての果樹を学べるよう』
故永澤勝雄名誉教授の教育理念のもと、りんご栽培に適した気候から沼田の地を選び、
昭和26年から開墾が始まったと伺っています。
昭和26年から開墾が始まったと伺っています。
宿泊施設もなく、食料事情の心もとない時勢のなか、教職員と学生とで行われた、
山を切り開く作業は、ふもとの下川田集落の協力を得てしても、
今の私たちにとって想像出来ない苦労だったと思います。
りんご圃場と子持山
(標高1,296m)山頂
2016.9.6撮影
そんな苦難を乗り越えての農場でのりんご栽培は、試験研究はもとより、
優秀な幾多の人材を育む拠点となりました。
現在観光でも人気の、利根地域のりんご栽培の発展の一端ともなりました。
学生たちが宿泊しながら実習できる、大事な教育施設となっています。
りんごのつぼみ
2016.5.8撮影
沼田農場では、15品種のりんごと25品種の西洋なしを栽培しています。
9月中旬~6月位まで、センター内の生産物直売所‘みらくる’で販売しています。
りんごは品種ごとにジャムの原材料としても利用されています。
(加工前の水洗い作業のりんご)
現在は、3名の職員の方々のご苦労で栽培管理されています。
いつもありがとうございます。
収穫されたりんごは、センター所有のトラックで職員が運搬します。
沼田~柏、往復350kmの日帰り業務となります。
保管庫と積込み作業を終えた
トラック
農場から眺める、広い空と遠くの山並みは壮快です。
りんご圃場からの遠景
武尊や日光の山並みと
沼田市街を望めます。
夜景もきれいです。
鳥のさえずりを聴きながら、澄んだ空気をいっぱいに吸い込み、
元気をもらい、帰路につきます。
(果樹加工 村田)