2018年8月10日金曜日

緑肥作物で土づくり

今年はセンターの露地圃場の一部に、緑肥作物のソルゴーを栽培しました。


このソルゴーはイネ科植物で、圃場に余分に残った肥料分を吸収し、
短期間でグングン育ち、圃場に鋤き込むことで多量の有機物を投入でき、
土壌改良に役立ちます。


画像はソルゴーの栽培風景です。
5月中旬に播種し、そろそろ雄髄(穂)が出てくる頃です。




雄髄(穂)が出てしまうと幹が硬くなるので、そろそろ圃場に鋤きこみます。
このままトラクターで耕耘してしまうのも良いのですが、センターでは、
フレールモアというアタッチメントをトラクターに取り付けて、
ソルゴーを細かく粉砕してしまいます。


粉砕する事により、圃場に鋤き込んだ後に早く分解するので、
次の栽培まで短期間で済みます。


このフレールモアは、耕耘をするロータリーの爪のように回転軸に
「フレール刃」と言う刃が高回転で回転し、植物を粉砕しいていきます。

粉砕が終わるとこんな感じです。サッパリ!



今年の晴れの日では、翌日には下の画像のように乾燥します。


4日後、残りのソルゴーも粉砕しました。



圃場がこんな色合いになりました。
奥は耕耘した後で、土の色で茶色く見えます。
真ん中は4日前のソルゴーで、
手前は粉砕したばかりのソルゴーです。

手前の粉砕したてのソルゴーも乾燥後トラクターで耕耘し、
8月下旬に定植する秋作のアブラナ科野菜(キャベツ、ブロッコリー等)
の栽培に備えます。

(蔬菜作物 榎本)