2019年4月25日木曜日

カボチャ栽培始まってます

4月上旬の寒さにくらべて、すっかり暖かくなりました。
今回のブログからは、センターでのカボチャ栽培を、播種から収穫までシリーズで
ご紹介します。

栽培します品種は、園芸植物育種研究所の「らいふく」です。
特徴は、果皮は濃黒緑色、果肉は赤みを帯びた濃黄色で、肉質は強粉質で甘味がります。

3月13日、128穴のセルトレイに播種しました。
種子の形は、カボチャの果実の中にあるそのものです。
一斉に発芽するように種子の方向を揃えて、播く深さを合わせます。

発芽適温の28度に保てれば、3日後には発芽し始めます。
一週間後の3/20です。
良く、揃ってます。
発芽を合わせる事でその後の管理作業も揃い、
最終的には収穫時期が揃う事を意味します。

播種一週間後には子葉が広がり、根もしっかり張っていますので、
3.5号のポリポットに移植します。

ポットに土を詰めて、根鉢を崩さずに中央に植えます。

移植一週間後、3/27の画像です。
子葉2枚と本葉1枚展開しています。

そのまた一週間後の4/4です。
子葉2枚と、本葉2枚目と3枚目が見えています。
ここまで育つと、もう定植適期です。
早いですね~
定植適期は本葉2~3枚ですので、センターの苗の状態は本葉2.5枚、
この季節の遅霜の恐れがなければ、圃場に定植します。

圃場では、定植予定日の一週間前に元肥を入れて耕耘し、畝立て、
黒マルチ張りを終わらせておきます。

定植は4/5にしました。

この品種は蔓を1本長く伸ばす、主枝1本仕立てで栽培しますので、
株間を40㎝で定植します。

定植しました4月上旬は、まだ最低気温が10度を切りますので、トンネルを張ります。
画像は、植えた時に撮影するのを忘れましたので、
トンネルの中の様子です。

寒さに対してもそうですが、この時期は強い南風が吹きますので、
風で苗が吹き飛ばされないようにする為にも、トンネルを張ります。

このトンネルフィルムは、穴の開いているタイプですので、
トンネル内の温度が上がり過ぎなく換気できるので、管理が楽です。

トンネル内にカボチャの蔓が広がる頃には、トンネルフィルムを外します。

次のブログでは、蔓がだいぶ伸びている頃かと思います。

(蔬菜作物 榎本)