だんだん寒くなってきました。寒い時はお鍋なんかイイですよね。
お鍋に欠かせない野菜の一つ、ネギです。
今回はネギ(根深ネギ)の管理作業についてお伝えします。
画像はセンターの根深ネギ圃場です。
列になって生育が揃っています。
ネギとネギの列の間が溝になっているのが
分かりますか?
これは、ネギの株元に土をかけて陽に当てないようにして
軟白(ネギを白く)させたている作業の後なんです。
下の画像は、ネギの管理機です。
普通の耕耘機に比べて、ちょっと変わってますよね。
これは、ネギとネギとの列の間に入って作業するために
幅が狭い作りになっているのです。
構造を簡単に説明しますと、ハンドルレバーの下にエンジンがあって、
その下に細いタイヤがあり、
その先に土を跳ね上げる回転爪があります。
回転爪が高速で回転し土を跳ね上げ、上部のカバーに当たり、
両側のネギに向かって土が飛ぶように流れます。
走行は前進で運転し、土寄せ作業をします。
ハンドル側から見た画像です。
管理機より手前は土を跳ね上げた状態で、
管理機より奥が、まだ土を寄せ上げていない状態です。
土寄せ前 土寄せ後
5月の定植後、ネギの生長と共に鍬などで月に1度の間隔で
徐々に土寄せをしますが、
9月下旬からこの機械で多くの土を寄せてあげます。
土を寄せしてからしっかりと軟白させるまで
3週間ほどの期間が必要ですので、
センターでは10月下旬から収穫を始めるために、
9月下旬から10月上旬には
この管理機での土寄せ作業が必要となります。
人の手でここまで土寄せをするには、重労働です。
農業機械に感謝です。
(蔬菜作物 榎本)