2023年6月15日木曜日

カボチャ栽培中です

前回のブログではカボチャを定植し、トンネルフィルムを
被せたまででしたが、今回はそれ以降の栽培状況をお伝えします。


5月9日
連休明けにトンネルフィルムを外しました。


トンネルの中で窮屈に蔓が伸びていましたので、
一株ずつ蔓を真っすぐに伸ばしてあげます(誘引作業)。



5月25日
トンネルフィルムを外してから約2週間後の様子です。
圃場の土が見えなくなるほどに生長しています。
この日も蔓が真っすぐ伸びるように誘引をしました。


この時点で雌花が咲き始め、
ミツバチが飛び回って交配してくれていました。



6月1日
トンネルフィルムを外してから約3週間後の様子です。
すでに向かい合わせで植えた蔓同士が重なり合い、
カボチャの葉が一面に広がっています。


カボチャの果実も順調に肥大していました。
緑皮「らいふく」


赤皮「べにくり」



6月7日
トンネルフィルムを外してから約4週間後の様子です。
写真は赤皮の「べにくり」ですが、しっかりと肥大しています。
果実の表面に白い縦筋が入り、
カボチャの果実らしくなってきていますね。


この日は果実に下敷きを敷きました。
土に触れている個所の着色を良くするのと、
雨による泥の跳ね返りを防ぎ、病害虫から果実を守ります。


6月2日からの豪雨で果実に腐敗などの被害が心配でしたが、
今のところ大丈夫のようです。

次のブログでは、収穫の様子をお伝え出来そうです。

(蔬菜作物 榎本)


















2023年6月9日金曜日

梅雨の気配

6月の声を聞くと、いよいよ梅雨入り間近でしょうか。(5/30現在)

センターの果樹もすくすくと生育を進めています。

これはデラウェアです。2回目のジベレリン処理が済んで、一気に肥大しました。摘粒が間に合わないと、このようにキチキチに詰まってしまいます。






このブドウは、ロザリオロッソです。昨年は残念ながら花房が0でしたが、今年は何とか数房付きました。2回目の処理を来週行う予定です。温暖化の影響で、赤色系のブドウの着色が難しくなっていますが、この品種は着色しやすいので、とても楽しみです。






これはクルガンローズです。昨年は、ほんのりピンク色に染まった感じでしたが、今年はどうでしょうか。












これは瀬戸ジャイアンツです。昨年は黄色みが強い着色でしたが、今年は、名前に負けないくらいもう少し大粒になるように調整します。












そしてこれはマスカットオブアレキサンドリア(アレキ)です。
昨年までは、種有りブドウとして栽培しましたが、今年は種無しブドウ、として管理しています。1回目のジベレリン処理で種無しにして、来週の2回目の処理で粒の肥大を目指します。何粒か
切って確認しましたが、種は入っていませんでした。後は味がどうなるのか。楽しみです。








他の品種も今のところすくすくと生育を続けています。
収穫が順調に行えるように、今の時期慎重に管理を行っていきます。

櫻井(果樹・加工)




 

2023年6月5日月曜日

地味な花ですが・・。~クロガネモチの花~

  秋から冬の間にかけ枝にたくさんの赤い実を付けるクロガネモチですが、5月の終わりに花が咲いていました。

 クロガネモチはモチノキ科の常緑広葉樹ですが、モチノキ科のほとんどが、初夏に小さなあまり目立たない花を咲かせます。

 クロガネモチも5月から6月にかけ、淡紫色や白色の小さな4~6弁の花が枝にたくさん咲かせますが、とても地味な花です。しかしミツバチが蜜を吸いに来るようです。

 あまり目立たなく地味な花ですが、気付いた方はご覧になってください。


枝にたくさん花が咲いています。(2023年5月29日)

地味な花ですが・・。(2023年5月29日)

実を付けた様子(2022年12月)

 今年も赤い実をたくさん付けてくれると思います。

(造園樹木 本間)

2023年6月4日日曜日

オクラ栽培2023

気が付けば6月に入りました

今年もオクラの栽培を始めました
昨年の様子はコチラ
https://kajusosai1.blogspot.com/2022/06/blog-post_15.html

GW明け、5/8に播種を行いました
品種は昨年同様、グリーンソードとベニー
オクラの種皮は固いので水に漬けておきます
3.5号(10.5㎝)ポットに
4~5粒づつ播種しました

5/11撮影
綺麗に発芽しています

5/29撮影
本葉が生長してきました
そろそろ定植時期です


5/31撮影
マルチ張りした露地圃場に
株間50㎝で定植しました

定植してすぐ、大雨に見舞われてしまいましたので
無事生長することを祈るばかりです

(蔬菜作物 山崎)




2023年5月19日金曜日

新緑と梅

 新緑が眩しい季節となりましたが、今年もセンターでは梅の収穫が始まりました。

梅は中国と日本が原産の果樹であり、古くから栽培されてきました。

日本では昔から「梅はその日の難のがれ」と言われ、病気の予防や健康増進のために重宝されてきました。

戦国時代には戦時の携帯用食糧として梅干しの果肉を丸薬状にしたものが作られ、喉を潤すために使用されたと言われています。

今でも梅は主成分であるクエン酸に疲労回復効果があるなど、健康機能性が評価されています。また、梅酒、梅シロップ、梅ジャムなど保存食としても幅広く利用されています。

古くから栽培されてきた歴史があり、遥か昔の先人達も成分や効果に着目した梅ですが、是非皆さんも味わってみてははいかがでしょうか?


                                佐々木(果樹・加工)



2023年5月12日金曜日

ジャガイモの間引きと土寄せ

 3月13.14日に植え付けたジャガイモの間引きと土寄せを行いました。

種芋を植え付けて、1か月半程経ちましたが15㎝くらいまで生長しました。植え付けてから芽も出揃い、順調といえます。

センターでは種芋から伸びた茎の中から、生育の良い茎を3本残して間引きを行います。すでに1-2cmくらいに肥大していました。

間引くタイミングとしては10㎝位に伸びてきた時期か、花の咲き始めが良いそうです。ちなみに、品種によって花の色が違います。(上からアンデスレッド、メークイン、シャドークイン)

間引く作業が終わったら、株元を少し土寄せしてあげます。土寄せすることで、茎の倒伏を防いだり肥大したジャガイモが土から出て緑化するのを防ぎます。


これから暑くなってきますので、熱中症に気をつけながら作物の管理作業に努めていきたいと思います。

(蔬菜 笹沼)




2023年4月27日木曜日

カボチャ栽培始まりました

4月に入り、センターの露地圃場はトンネル栽培の本数が増えてきました。
その中の一つ、カボチャの栽培についてお伝えします。

3月13日にセルトレイに播種し、3月23日に3.5号ポットに移植しました。
品種は緑皮の「らいふく」と、赤皮の「べにくり」です。
 


畑の準備として、4月4日に元肥入れ・畝立て・マルチングをし、
播種後28日の4月10日に定植をしました。


株間は40㎝、蔓を伸ばす方向に倒して定植します。
仕立て方は、今年も親蔓一本仕立てとします。


栽培は二畝、畝間は4mほどありますが、
二畝の蔓が向かい合わせて伸びるよう、内側に向け定植しましたので、
蔓が繁茂すると、カボチャの葉で畝間が覆われるようになります。


4月の定植ですが、まだ明け方は冷え込みますし、
日中は20度を超える日も多くありますので、
被覆するトンネル資材は、換気穴の開いたフィルムを使用します。

仕上げは春の強い南風にトンネルフィルムが飛ばされないよう、
しっかりバンド止めをします。

収穫は7月になりますので、今年も立派なカボチャが収穫できるよう、
栽培管理に努めたいと思います。

(蔬菜作物部 榎本)