今回はセンターでの野菜栽培で使用している堆肥や肥料などを紹介します。
センターでの野菜栽培でよく使用される堆肥は「スミリンユーキ」です。おがくずや樹皮を主原料にした市販の堆肥で、完熟したものは色が黒っぽく、サラサラしているのが特徴です。
野菜栽培の元肥として、主に使用している化成肥料が「スミカエース」です。チッソ・リンサン・カリといった肥料の三要素が10%・10%・10%含まれている白い粒状の肥料です。
トマトやキュウリなどの果菜類はリンサンを多く必要とするため、元肥を施す際、リンサンの多い「ほう素マンガン入りようりん」を同時に施しています。この「ようりん」にはほう素やマンガンの微量要素も含まれています。
現在、ホームセンターなどでは、作物ごとの肥料も販売されていますので、それぞれ栽培する野菜に応じた肥料も選ぶことができます。
堆肥もいろいろな原料のものがありますが、使用する際の注意点は「完熟したもの」を選ぶことがポイントです。
野菜の栽培の基本はまず「よい土作り」です。そのためには肥料や土壌改良剤を上手に使用しましょう。
(蔬菜作物 中村)