2019年3月20日水曜日

キウイフルーツのせん定

キウイフルーツのせん定は
園芸相談でも多い案件です


時期的に 作業は終了していますが・・・

病気や虫の害が比較的少ないため
庭での栽培も多い果樹ですが
旺盛なつるの成長に 四苦八苦している方が多いかと

キウイフルーツは
「負け枝現象」が顕著です
後発の枝が先発の枝よりも盛んに伸びる性質です

まず
立ち気味の「徒長枝」を外します

このような 強勢な枝は樹形を乱しますので
枝の出ている基部から きれいに切ります

こぶなどを残すと 却って強い枝が発生します

強く発生した枝を外し
30cmから1mくらいの枝を 優先して残します

品種は「ヘイワード」です
これくらいの長さで止まっている枝は
ふっくらとした芽で 充実しています

さらに
重なり合っている枝は どちらか外し
新梢が伸びるスペースを確保します

樹形は 「一文字仕立て」

結構なせん定量(切った枝)となりました

栽植は2009年11月
園芸別科果樹専攻生と
千葉県の委託研修生の実習で行いました

ちょうど10年
なんとか 棚面いっぱいに広がった
キウイ成園圃場となりました

(果樹加工 むらた)