2018年11月30日金曜日

ハモグリバエ


前回ちょっと話題に出した
ハモグリバエについて。
食害された葉がこちら。

本体は撮影できませんでしたのでこちらをご覧ください。

ハモグリバエは幼虫が葉にもぐりこみ
トンネル状に食害痕を残していきます。
そのため農作物の外観を損ね商品価値を著しく低下させてしまいます。

一般的によく見られる種類は「マメハモグリバエ」で
トマトのみならず様々な園芸作物に寄生します。
他の害虫に比べると直接的な被害は少ないのですが放置しておくと
見た目が悪くなるだけでなく
光合成が阻害され生育が劣っていきます。

発生を抑えるためには
持ち込まないことが肝心ですが
万が一発生しまった場合には被害葉を速やかに取り除くことです。
圃場周辺の雑草にも寄生するので
こまめに除草することが重要になります。
(出入口を寒冷紗などで覆うことも有効です)。

1122日現在、ハモグリバエの被害は広がっていないので
ほっと胸を撫で下ろしています。
栽培中のトマトは「タキイ種苗」の「桃太郎ピース」
トマト黄化葉巻病に強い耐性を持つ品種で、食味の良さも兼ね備えています。
トマト用台木「グリーンガード」との接ぎ木を行っています。
 (蔬菜作物 山崎)