2019年11月1日金曜日

干し柿

熟々になると 甘い渋柿ですが
商品として流通させるには “脱渋” が必要です

甘さの凝縮した “干し柿”は
昨今かなりの人気かと

センター栽植の『蜂屋』
古より 
岐阜県美濃加茂市で栽培されてきた渋柿です

樹齢 30余年
着果部位も高所につき
「高枝切りはさみ」で枝つきの収穫

皮をむくと
壊れた細胞から “タンニン”が溶け 被膜をつくります
この被膜により 呼吸できない状態となります

すると
糖分が分解し アルコール発酵が始まり
発酵により “アセトアルデヒド” がつくられ
渋みの成分 “タンニン”と結合し
不溶性となり 渋みを感じなくなります^^

どんなきっかけからなのか 想像は膨らみますが
とにもかくにも
先人の知恵のおかげです

(果樹加工 むらた)