2023年2月24日金曜日

春の準備~ピーマンの接ぎ木~

 まだまだ寒い日が続きますが
 春の準備が始まりました

(以前も紹介しましたが)
今年もピーマンの接ぎ木を行いました
使用したのは台助(台木)・みおぎ(穂木)
どちらも園研で育成された品種です

園研についてはコチラ⇒https://kajusosai1.blogspot.com/2017/07/blog-post_14.html

こちらはピーマン(みおぎ)の苗です
台木のピーマン(台助)に接ぎ木を行いました
(2/21撮影)

台木の子葉より上の部分を30°の角度にカットします
台木の根は切らず残す方法です
そこへトマトの接ぎ木でも用いた
スーパーウィズを挿し込みます

続けて穂木(みおぎ)の苗の下部を
同じく30°の角度にカットします

穂木を台木のスーパーウィズに
外れないようにしっかりと挿し込みます
接ぎ木を行った苗を
湿度を上げたBOX内で1週間ほど養生させます

こちらはナスとピーマンを定植予定のハウス
昨年の栽培後、エンバク(緑肥)を播種しました

エンバクがひざ丈ほどに生長したので
先週(2/15)鋤き込みを行いました

定植の準備スタートです

(蔬菜作物 山崎)

2023年2月20日月曜日

サンシュユが咲き始めました

  今の時期は急に冷え込んだり、ぽかぽか陽気になったり気温の変化がまだ激しいですが、フィールドセンター内にあるサンシュユの花が少しずつ咲き始めてきました。

 サンシュユは、ミズキ科ミズキ属で落葉広葉樹の小高木から高木で、樹高は5m~10mほどになります。早春の2月中下旬から3月に、新葉が出る前に短枝の先に直径2~3cmの散状花序を出して、黄色の小花をたくさん咲かせます。鮮やかな黄色の花が木全体につけることから「春黄金花(ハルコガネバナ)」とも言われるようです。

 秋の10月から11月には、グミの果実に似た長さ2cmほどの長楕円形の実が赤く熟します。赤く熟した果肉は、甘酸っぱくておいしいようですが、乾燥させ滋養強壮や冷え性などの漢方薬として利用されるようです。


ほころび始めたサンシュユの花
(撮影日:2023年2月17日、当センター内)

 もう少し立つと下の写真の様に満開になっていきます。 

満開の様子
(撮影日:2020年3月13日、当センター内)


(造園樹木 本間)


2023年2月3日金曜日

中玉トマト収穫

中玉トマトが色づき始めました。 

播種、育苗して第1花房が咲き始めたころ定植を行いました。
 11月30日に定植をしたものです。
 定植初期はなかなか樹勢が安定しませんでしたが、 現在はようやく生育が安定し、一番果が色づき始めまでになりました。 











病害虫にも注意しながら、栽培管理したいと思います。
(蔬菜担当 笹沼)

西洋ナシの紹介③

前回に続き、沼田農場で栽培されている西洋ナシを紹介します。


こちらもご覧下さい。

①https://kajusosai1.blogspot.com/2020/11/1.html

②https://kajusosai1.blogspot.com/2022/03/blog-post.html

③https://kajusosai1.blogspot.com/2022/12/blog-post_9.html


①ウィンターネリス

甘味が強い晩生品種です。果肉は軟らかく、果汁が多いのが特徴です。また、貯蔵性が優れています。




②シルバーベル

山形県農業試験場で育成された大玉品種です。果汁が多く、芳香があるのが特徴です。


                                   佐々木(果樹)






2023年1月26日木曜日

市場出荷

年が明け、もう1月も下旬になりますね。
寒さが厳しいこの時期ですが、露地野菜のキャベツは
昨年から収穫が続いています。

まだまだ収穫出来るキャベツは沢山ありますので、
直売所の出荷だけでなく、市場出荷もします。


今回は1箱8個(Lサイズ)詰めで揃えます。
詰め方の「こつ」は、箱にみっちり詰め込みますので、
キャベツ同士が傷つかないように外葉を多めに残して
少し斜めに置き、葉脈の向きを揃える事で
整って見えます。


この時期、キャベツの外葉が少し紫色がかっていますが、
これは、美味しいキャベツのサイン。

低温に当たるとアントシアニンと言う色素を生成し、
葉が紫色に変わります。
アントシアニンはポリフェノールの1種ですので
食べても問題ありません。

キャベツは寒くなると凍らないように糖を蓄えますので、
紫色の葉は美味しいキャベツのサインとなります。


今回は8個詰め10箱の収穫です。


泥ネギと一緒に、近隣の市場へ出荷となりますが、
さぁ、いくらで競り落とされるでしょうか。

(蔬菜作物 榎本)











2023年1月20日金曜日

冬本番

 

1月も半ばを過ぎ、寒い冬も本番となってきました。

果樹部門でも、剪定時期の本番を迎えています。

センターの圃場では、ブドウの剪定として、長梢剪定と短梢剪定に分けて行っています。

巨峰(1部を除く)は長梢剪定、そのほかの品種はすべて短梢剪定です。

この品種はロザリオロッソです。昨年は花が咲かず、収穫はできませんでした。今年は樹の状態が落ち着いてきたので、数年ぶりに収穫ができるのでは、と期待しています。赤系のブドウの中では、着色しやすく香りもよいので楽しみです。


こちらのブドウはアレキ(マスカットオブアレキサンドリア)です。種有りブドウとして管理してきましたが、今年は種無しにしようと考えています。ただ種無しにすると香りが弱くなるので、種無しで食べやすいことを売りにして栽培する予定です。










こちらはクルガンローズです。昨年は数は少ないですが収穫できました。今年は名前にある通りバラ色に着色するように房の日当たりに注意して管理する予定です。












そしてこれは瀬戸ジャイアンツです。
昨年はこちらも数は少ないですが収穫できました。
今年は、名前の通り粒をより大玉にできるように、摘粒の加減に
注意して管理する予定です。









短梢剪定は、芽の出る位置が判別しやすいので管理はしやすいです。ただ強剪定となるので暴れやすい、という点に注意が必要です。
ブドウの剪定が終わると、いよいよナシの剪定が待っています。
まだ春は先です。

櫻井(果樹・加工)







2023年1月13日金曜日

寒さに耐えています

 あけましておめでとうございます
 2023年もよろしくお願いいたします

ブログでは書きそびれていましたが
今年度も茎ブロッコリーを栽培しています
過去の記事はコチラ
https://kajusosai1.blogspot.com/2022/02/blog-post_16.html

定植時(9月28日撮影)
順調に生長し花蕾が上がってきました(11月30日撮影)

12月に入り収穫が始まりました
このように調整して出荷しています
過去の失敗から早めに防鳥網を張りました
(12月16日撮影)
(1月5日撮影)
少し株が弱っていましたが
寒さに耐えて頑張っています

今年こそヒヨドリに食害されないことを
願っています…

(蔬菜作物 山崎)