2021年8月27日金曜日

ナスの更新剪定2021

8月10日に
恒例となっているナスの更新剪定を行いました

ナスは比較的暑さに強い作物ですが
5月末から収穫しているため
夏の盛りになるとばて気味になり
花を付けなくなったり
咲いても受粉せず実をつけなくなってきます

葉ばかり繁ってくると
風通しも悪くなり
病害虫が発生しやすくなります

そこで大胆な切り戻し(更新剪定)を行い
株をリフレッシュさせることが重要となります

更新剪定は普段の剪定と異なり
枝の長さを半分から三分の一ほどに切り詰めます
同時に追肥も行い
秋の収穫に備えます

およそ7月末~8月中頃が更新剪定の適期です
あまり遅くなると収穫が再開できる時期が遅れ
結果として収穫量も減ってしまいます

更新剪定前の様子
かなり葉が繫っています


更新剪定後


8/18
写真では分かりにくいですが
徐々に花が咲き始めました

更新剪定に失敗すると
そのまま枯れることもあるようですが
今のところ大丈夫そうです

このまま順調に生育して
美味しい秋ナスが収穫できるよう祈っています

(蔬菜作物 山崎)


2021年8月21日土曜日

コムラサキシキブ

 お盆も過ぎ8月ももう僅かとなりましたが、センター内のコムラサキシキブの実が徐々に紫色に色づき始めてきました。

色づき始めたコムラサキシキブの実(2021年8月18日撮影)

 コムラサキシキブはシソ科ムラサキシキブ属の落葉低木で、日本各地の林に自生し、また果実が紫色で美しいので観賞用として栽培されています。
 6月~7月にあまり目立ちませんが薄ピンク~薄紫色の小さな花が咲き、9月~11月に径3ミリほどの紫色の実がたくさん付きます。別名コムラサキ、コムラサキとも言われます。
 樹高は大きくても2m位で、枝はやや水平かしなるように伸び、その枝に実を付けます。

コムラサキシキブの花(2018年6月18日撮影)

 枝にたわわに付いた紫色の実は美しく、また葉が落ちて枝と紫色の実になってからも風情があってきれいです。
 
(造園樹木 本間)
 


2021年8月4日水曜日

キュウリの調整・袋詰め

不安定な天気が続きますが夏本番になりました。今回のブログではキュウリの調整と袋詰めを紹介します。

この画像はキュウリを栽培している状態です。

この画像は収穫したキュウリをA品・B品に選別した状態です。


上の画像はキュウリのA品、下の画像はキュウリのB品です。見た目がまっすぐなものはA品、曲がりや表面の傷が目に付くものはB品にしています。


重さをはかる時や袋詰めの時は、果実の向きを揃えます。


この画像はキュウリの重さを計っている状態で、上の画像はA品、一袋の重さを350~500gまでにしています。下の画像はB品で、一袋450~700gまでにしています。

この画像はA品・B品の袋詰めにした状態です。販売時に分かりやすいように、A品は赤いシーラー、B品は黄色いシーラーで袋を閉じてます。


このキュウリはA品・B品共に、現在は一袋120円で販売しています。今年はキュウリの栽培開始が6月になったため、8月いっぱいはキュウリを収穫・出荷する予定です。
                   (蔬菜・作物・中村)


2021年7月30日金曜日

暑夏の到来

 今年もセンターでは「梨」と「イチジク」の収穫が始まりました。

梨とイチジクの収穫が始まると、本格的な夏の訪れを感じます。

↑これは「若光」という早生品種です。千葉県で育成された品種です。果汁の多さが特徴です。


 

↑「桝井ドーフィン」という品種です。日本におけるイチジク栽培では主要な品種になります。程よい甘さが特徴です。


今回紹介した梨とイチジクはセンターの直売所にて販売していますので、是非お買い求めください。





2021年7月16日金曜日

ルバーブ栽培始めました

タイトルにあります通り、今年度よりルバーブの栽培を始めましたので、
生長の様子をお伝えしていきたいと思います。

新年度一日前ですが、3月31日に「ビクトリア」という品種を、
128穴のセルトレイに播種しました。

下の画像は4月14日、
発芽が揃わないと聞いていましたが、まずまずでしょうか。


次の画像は4月26日。
葉が重なり合ってきましたので、
そろそろポットに移植をします。


3号ポットに移植してみました。
72穴のセルトレイに播種し、そのまま定植する事も出来ますが、
苗半作ですので、じっくりと苗づくりをしていきます。


次の画像は約一か月後の5月27日。
ほぼ苗は仕上がっていますが、6月上中旬の定植を
予定していますので、もう一まわり大きな
3.5号ポットに移植します。

左が3号、右が3.5号ポットです。


その一週間後の6月3日。
いよいよ定植の日となりました。

ルバーブはシベリア原産の野菜です。
寒さに強いのですが、暑さには弱いので
センターでの栽培はあまり向いていません。
ですので、
今回の栽培は、群馬県沼田市の郊外、標高750mの高冷地にある、
森林環境園芸農場で栽培を始める事とします。

下の画像は元肥を散布し、耕耘の様子です。


耕耘後70㎝幅で約15㎝高の畝を、150㎝の畝間で2本立てます。


畝立て後、株間45㎝で定植をしました。
株元に潅水し、マルチングをします。


マルチングは、雑草発生防止、土壌水分の確保、
雨水の跳ね上がりによる病害発生防止などの効果がありますので、
除草や潅水など管理作業の軽減となります。


また、通路には防草シートを張り、
作業性を良くしてあります。

今回のルバーブ栽培のご紹介はここまでです。
次回は、その後の管理作業をお伝えしたいと思います。


(蔬菜作物 榎本)

















2021年7月10日土曜日

雨の季節

 

7月に入り、本格的に雨の季節になりました。

ぶどうにとっては大切な恵みの雨となります。一粒一粒順調に育っています。







これはナイアガラです。

熟すときれいな黄緑色になります。種が入りますが、香りが強く食べやすい品種です。

こちらはおなじみのデラウェアです。棚には防鳥網を張ってありますが、

身体の小さなスズメは潜り抜けて入ってきて、実をついばみます。それを防ぐために

笠をかけます。

こちらはバッファローです。ジベレリンで種無しにしています。巨峰に比べると、販売時に前のデラウェアと同様にそれほど高価には扱われませんが、結構手間がかかります。1回目のジベレリン処理時期が、花の満開予定日の10日前となっています。判断するのが難しいのです。また液の濃度が、巨峰等の4倍の濃度が必要です。

デラウェアは8月上旬、バッファローとナイアガラは8月中旬頃収穫予定です。

櫻井(果樹・加工)


2021年7月2日金曜日

オクラの定植

前回播種したオクラの様子です

5/13撮影

発芽がほぼ揃ったので
5/17に3.5号ポットに鉢上げし
育苗ハウスへ移動、順化させました
グリーンソード(緑)
ベニー(赤)
5/25撮影
かなり苗が生長してきました
5/31に圃場へ定植しました
写真だと見えづらいですが鳥避けのテグスを張っています
定植後は乾かないよう潅水チューブを設置し潅水を行いました


(蔬菜作物 山崎)